【独断と偏見による本の要約】『「やりがいのある仕事」という幻想』森博嗣 〜理想の人生と人生のやりがいの切ない関係性〜
人気のある会社に就職し
人も羨む美形と結婚し
絵に描いたような家庭を築き
マイホームを購入する・・・
という生活を送っている人でも、人生のやりがいを見つけられない人が沢山いる。
なぜそうなるか?
それは理想の人生は、自分が望んだ人生ではなく「人が羨む人生」だったからだ。
人に羨む人生に縛られて、本当に自分がやりたいことを遠ざけてしまった結果、ここまで手にいれても人生に悩むことになってしまう。
理想の人生に自由はあるか?
仕事が上手くいかないわけでもない。
借金があるわけでもないし、家族との仲が悪いわけでもない。
ただ、会社、家族、子ども、ローン、両親、色々無者に少しずつ縛られて、身動きできなくなっていて、気付いたら自分の自由なんてどこにもなかった。
みんなが羨ましがるからという理由で選んだものだから、自分に合っているかどうかが二の次になってしまった、ということが往々にして起きてしまう。
人に評価される人生の先に、自分の幸せはないということだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?