一生、土屋礼央氏が好きな話


突然ですが、私は、土屋礼央氏が世界で一番好きだった。
そして、現在進行形で、土屋礼央氏の”声”が世界で一番好きだ。
聞くたびに、あーー好きだなーーと噛み締める。
最近仕事が忙しくて心が死にそうになっていた時、ふと礼央氏の音楽を聴いてみた。
とたん、体が軽くなり、重苦しい気持ちで乗っていた通勤電車は快適な移動手段に変化した。
そして、この思いを言葉に残したいと指が動き、気づけば記事を書いていた。
うん十年分の愛を込めて、noteに投稿します。

はじめに

少し鼻にかかったような、すぐにわかる声。
しっとり響く低音から、どっからでてるのっていう高音まで、広すぎる音域。
裏声に切り替わる時の、「んな」っとなる感じ。
メインパートでは個性丸出しなくせに、ハモりになるとすっと馴染む不思議な声色。
土屋礼央氏の声は、心の中に直接栄養を届けてくれる底抜けな明るさを持っている。
かといえば、不思議な寂しさも懐かしさも持ち合わせている。
私にもっとも耳馴染みが良い、唯一無二の大好きな声。
彼の声を聴ける世の中で、本当によかった。アカペラサークルで終わっていたら私はこの声に出会えなかった。卓球部に入ってくれていてありがとう。加藤ちゃんありがとう。

そもそも、土屋礼央ってだれ?

アカペラボーカルバンド RAGFAIRのメンバーであり、ソロでも活動するシンガーソングライター。

同年代の方はもちろん、世間の皆様の認知度も高いであろう
「ハモネプ」で人気が爆発したRAGのメインボーカルとして
ファーをつけたりサングラスをかけたりしていた派手お兄さん。

垂れ目が特徴な夢見る乙女座左利き。
歌が上手なのはもちろん、ピアノもすこぶるうまい。
もちろん作詞作曲センスもある。
今はソロプロジェクのTTREを中心に、
西武ライオンズだったりFC東京だったりを熱狂的に応援したり、
鉄道マニアとしてテレビに出たり、落語をしたり、ラジオしたり
本当にマルチに活躍しているなんでも屋さん。

そんな大好きな彼の声を堪能したい時に聴く曲があるんです。
ぜひいくつか紹介させてください。
私がアウトプットしたいだけ、語りたいだけ。ええ。

彼の声を聴いて!おすすめ曲

懐かしさと少しの時間


RAGFAIRのアルバルAIRに収録。この間奏が好きで好きで好きで、何度巻き戻して大音量で聴いたことか。
耳から全身に染み込んで精神ごと浮遊するというか、脳内にぶわわっと広がって侵食されるというか。
私はこの曲の間奏前のピアノの音を聴くと、自然と目を閉じて音量を上げてしまうように身体が作り替えられている。さあ、ぜひ1:43からご注目。
「うぇにふぉぞたぁ〜〜〜ぃ」の裏声への切り替わり!高いのに無理がなくよく伸びる!キンキン響かない優しい音!そして礼央氏とわかるあの声色!しっとり純粋に声を堪能させてもらうのに最適すぎる。たった数秒だけど、ずっとずっとずーっと記憶に残って消えることはないでしょう…
好きすぎて別のnote記事でも語ってる。


ズボンドズボン名義の曲。この曲は歌詞がめちゃくちゃいいので、より礼央氏の声が引き立っている。タイトルのごとく、聴いていると暖かな陽の光に優しく照らされている気持ちになる。パートナーを大切にしたくなる。守りたいその笑顔。
入りの「んたとぉえばぁそぉ〜」で心をぎゅっと掴まれちゃう。曲中の気分が乗ってる時に絶対入れちゃう「フォー」は愛。3:28の"繋ぎ続けていくもの"の高音の気持ちよさ。ラストの"you my〜"から溢れる多幸感。圧倒的幸福が、この曲にはあります。
一時期お散歩しながら聴くのにハマってた。

Sheサイドストーリー


RAGFAIRのシングル。恋のマイレージと同時発売でオリコン1位2位を取ったことがある素晴らしいシングルですよ!!
この曲はRAGの十八番、ボーカル4人がかわるがわるメインを歌うタイプ。さらにこの時代はまだ楽器を取り入れない純粋な声でのアカペラストロングスタイルなので、グループの良さも存分に感じられる。
2:23からの"溢れてく言葉がなぞる足跡"の部分、「んなぁぞるあ〜しあぁ〜とっ」てなる歌い方が愛すぎて、カラオケでめちゃくちゃ意識をする。土屋礼央氏の歌い方に似せようとしちゃうの、あるあるだと思うんだけどどうだろう??

iPlease


TTRE名義の曲。羽毛布団ばりに柔らかくあたたかく包み込んでくれる声。優しすぎる。好きが溢れる。全世界の全てを受け入れた上で励ましながら背中を支えてくれるような、壮大な慈悲を感じて元気のない時にうってつけ。元気になりたいではなく、生きる目的がわからなくなって虚無になっていたり、理由はないけど心がぽっかり空いちゃってる時に良き。必要な栄養分の如く染み込むはず。心のサプリメント。
2:56〜のloveからのyouに繋げる声がひたすらに良い。こんなあったかい声も出せちゃう。

数学なんて関係ない


土屋礼央氏ソロ名義曲。オールナイトニッポンをやっていた頃に生まれた受験生応援ソング。土屋礼央氏の音楽が好きな方は絶対聴いておいてほしい1曲だし、自分が受験生の時に聞きたかった曲堂々の1位。
ピアノ弾き語りで、深夜にふと聞きたくなるようなメロディ。コーラス礼央氏もすばらしい。サビは真骨頂の地声高音から力強いハイトーン、優しい裏声まで楽しめちゃう欲張りセット。聖母のように後ろでそっと見守って、時には手を取って、優しく鼓舞してくれるような。自分という存在を認めてくれるような。この曲にはそんな力がある。全世界の受験生、いや、皆様に聴いてほしい。
ちなみに礼央氏の高音を余すことなく聴きたいなら、同じシングルに入っている『同じ気持ち』を聞くべし。
声をもっと聴かせて。あなたの声を聴かせて。

fallin'Love


ファーストミニアルバムI RAG YOUに収録されていたfallin'RAGが、ベストアルバムRAGッSTORYにてフルになって帰ってきた!さらに歌詞もかわいいラブソング…これは聴いた瞬間、デビュー当時からファンだった私はものすごく震えた。そして"出会った時から好きです"の部分で爆泣きした。私も出会った時から好きです。
特に2:55からの大サビの礼央氏の声と言ったら。もう切なさと往年の想いが溢れすぎて、、、自分が告白してるかの如く胸が高鳴る。曲の始まりはポップなアカペラ。だんだんボイパやクラップが加わって、ハーモニーが厚みを増して。ずっと静かになったあと華やかな盛り上がりで締まる。
楽器を使ってない、大好きなRAGFAIRのアカペラが堪能できる最高の曲でもあるのでひたすらにおすすめ。

まとめ

一曲一曲に良さと最高ポイントがあるから、個人・RAG・ズボ・TTREどの名義の曲もとっても好き。大切。

…これだけ熱く語っているけれど、現在進行形で彼を追えているわけではない。
本当に個人的な事情すぎるけど、ガチめのリア恋をしていたため、彼が結婚した事実がどうしても受け入れられなかったのだ。
(だからおすすめ曲が2012年のアルバムで止まっている)
しかし、今も活動しているのに思い出としてしまいこみたくないから、
彼の現在をSNSなどでたまにそっと見守りながら過去に縋っている状態。
ある意味ご病気なオタク。
今の礼央氏が気になる方は、ぜひ公式サイトをご覧ください。


生きてく上で、こうやって何度も礼央氏の声を聴いては思いを馳せるのだろうな。
世界一好きだった人の、世界一好きな声。
歌ってくれてありがとう。ありがとう。

 


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