輪廻の風　あらすじ

宗教戦争が勃発して10年が経過した。

軍事大国バレラルク王国は国家転覆を狙う反乱軍により、国土のおよそ三分の一が制圧されてしまった。

自らを神の代弁者と呼称するギルド法王率いる聖者の軍勢は、聖地奪還を大義名分に王都への侵攻を目論み、虎視眈々と計画を進めている。

対するバレラルク王国の軍隊は、愛する祖国とその民を守るべく、日々命懸けで戦っている。

一歩も引かぬ両軍の戦いは、熾烈を極めた。

そんな戦火の渦中にて、記憶喪失の少年と奴隷の少女が邂逅を果たした。

自身が何者かすら分からない少年と、ある約束を果たすためにギルド法王に忠誠を誓わざるを得なかった少女。

必然的に出会ってしまった2人が物語を紡いでいく。