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やりたい事(染織師)について


先日、埼玉八潮市の藍染め工房にお邪魔しました。
『天然灰汁発酵建』を
約10年ぶりに体験をした。

当時、熊本工業高校の繊維工業科で
学んでいたが、もっぱら
授業などは如何にこなすか。
放課後の部活こそが青春であった当時でさえ
藍染めの魅力に、当時のリトル杉本は
衝撃を受けたのである。

藍染めを教えてくれた先生は
花壇を改造し藍を育て、
実習棟の物置きを改造し
「あいこなし」から蒅まで作っていた。
妙に実習棟が湿気ていたし
なぜ自由気ままに好き放題やっていたのか…笑
いまだに何者なのか謎なのだが
今やどうしているのか不明である。
だが、高校3年の時の課題研究で
唯一自分は藍染めを選んだ。
藍色には沢山の種類があるみたいだけど
とても綺麗な色だと思った。
絞り染めで浴衣を作った。
縫いが得意ではなく、ボロボロになった浴衣を
ロングコートのように着崩していまだに使っている。


これはきっかけのひとつに過ぎないけれど
今の自分にとっては充分過ぎる理由だった。
もう一度やってみたい。という感情から
自分で何か作ってみたい。
ボロボロになった自分がたどり着いた
『やりたいこと』に
藍染めをはじめとした天然繊維、天然染料での
染色があった。
最近では織の方にも興味があるから
人間はどの道に進むのかわからないから
不思議なものだ。

最近、友人とのカフェ帰りに見つけた
藍染めや草木染め、絣の品々を扱っている
お店に
『染師になるにはどうしたら良いですか?』
と相談する事から始めてみた。
いくつかの工房を紹介して頂き
ようやく足を運べたのが
今回足を運んだ工房だった。

今回は染め体験という形だったが
次回には板染めの職人さんが来られるタイミングで
またお話を伺える機会を頂いた。
わからない事などあれば
その時にまたお話しを聞かせて下さい。
というお言葉まで頂き、
伝える事も職人の仕事なのだろう
と感慨深い気持ちになった。

都内で
『天然灰汁発酵建』の藍染め工房や
昔ながらの草木染めについて
学べる機会が欲しいと思った。
(下調べが足りないのはすみません)
おすすめがあれば教えて欲しいです。
やはり今回実際に工房に
伺って思ったのは
今の自分のには圧倒的に
環境(場所、人、設備)と知識、資金が
足りないし、現場経験、デザインの勉強も
必要だと感じた。
直感力だけで生きて来たけど
直感+引き出しが必要になるんだろうと
痛感したし、染めにも
いろんな種類や技法がある。
やはり伝統を学ぶには
生半可な覚悟ではいけない。

『情熱は足りてるか?』
とまた自分自身に問いかける日々になる。

天然繊維、天然染料での染色
蒅は作れるが色が出ないとの事なので
やはり学ぶ機会が欲しい。
生地を織る
久留米絣などにも興味がある
染色の技法についても会得したい
まだまだ近郊にも
素敵な工房のお話しも聞いてますので
是非お伺い出来ればと思ってるし
修行出来ないかなぁ〜
学びたいなぁ
とにかく職をなんとかしなきゃ…

現在休職→自然退職の身だし
病気は回復傾向みたいだけど
油断せずにメリハリつけて
今できる事をしっかりやる。
休む時は休む。
回復を優先させるけど
やりたいことには徹底的にアクションを起こす。

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