情けは人の為ならず

情けは人の為ならず。

という言葉の本当の意味は、誰でも知っていると思いますが

 × 情けは人の為にならない
 〇 情けを人にかけておけば巡り巡って良い報いがくる

つまり、自分の為と思ってやさしくせーよ。ってことですね。


僕は妻の妊娠出産で、この言葉の意味を痛感しました。

お腹の大きな妻が、電車で席を譲ってもらったり、優しい言葉をかけてもう度に

「ありがとう」ではなく「すみません」という言葉が先に出てしまうんですね。


理由は簡単、
自分がそうしてこなかったから。です。

意識的にそうしていたわけではありませんし、妊婦さんに席を譲ったこともありますが、
妻が妊娠してみて、電車や会社等、社会には沢山妊婦さんがいることに気づいたんです。

それは、裏を返せば今まで気づいてなかったわけで、沢山見逃していたんだと思うんですよね。

特に見た目で分からない妊娠初期の方がつわり等で体調を崩していることが多く、席を必要としていることすら知らなかったんです。

これに気づいてからは、つわりに苦しむ妻から席を「今日も譲ってもらえなかった」という話を聞くたびに、
本当に自分が情けなくて申し訳なくて、苦しい思いをしました。
※本当に苦しい思いをしているのは座れなかった妊婦さんです


そういった理由から、席を譲ってもらっても
何も悪いことはしていないのに「すみません」という気持ちが先に出て、純度100%の「ありがとう」が言えなかったことを記憶しております。


情けは人の為ならず

シンプルですが深い言葉です。子どもが分かるようになったら、実体験を交えて伝えたいと思います。

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