マネージャーをする人
僕は学生時代にずっとスポーツをしていたのですが、
その時からずっと思っていたことがあります。
それは
「なんでマネージャーなんてするんや。」
ということ。
ありがたいと思いながらも正直「お前がスポーツせえよ。」と思ってたんです。
「なんで同じテンションで達成感味わっとんねん。」とさえ思っていました。
本当にごめんなさい。
僕は、妻の妊娠、出産を経て、そういうスキルが人として物凄く重要だということに気づきました。
妻が妊娠するまで、色んな問題も結局は自分が頑張れば良いと思っていました。
つまり、
チームで弱音を吐く人がいれば、「じゃあ僕がやるからいいよ。」と言うタイプだったんですね。
けが人がいれば、自分が代わりにやればいい。登山で疲れた人がいれば、自分が荷物を持ってやればいい。
そんな風に目の前のことを解決することがありました。いや、解決した気になっておりました。
しかし妊娠、出産には、このやり方は通用しません。
二人で決めたこと、二人で立てた目標に対し、パートナーに命かけて頑張ってもらう。
それが夫、つまり自分に与えられたミッションだったんですね。
妻がしんどくて、弱音を吐いても「じゃあ俺が!」「どうぞどうぞ」とはいかないんです。
それに自分ができない、やってないことに「頑張れ!」なんて言えないじゃないですか。
当時を振り返ると
家事をしたり、食べたいものを雨の中びしょ濡れで買いに行ったり、意思表示してくれることに対しては
出来る限りサポートしていたと思いますが、
上手く意思表示できないことに関しては、結構苦労をかけてしまったなと反省しますね。
あのマネージャーをやっていた子たちは、
「頑張れ!」とか「なにやったらいい?」とか、そういう言葉を使わずに、
自然に頑張っていることに共感し、選手たちをサポートしていたんですね。
人を支えるスキルを温めていたんです。
当時彼ら彼女らを小ばかにしていた自分をぶっ飛ばしたいです。ホントに。
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