文武両道にはカラクリがある
文武両道(ぶんぶりょうどう)とは、文事と武事、学芸と武芸、その両道に努め、秀でていることを指す語。求道的な評価にも用いられる語である。転じて、現代では勉学と運動(スポーツ)の両面に秀でた人物に対しても用いられる。 (参考:wikipedia)
広義の意味では、スポーツも仕事も何でもできる人みたいな使われ方をします。
何か特別な人へ与えられる称賛の言葉のようなイメージがあります。
でも実は何の変哲もないカラクリがあるんです。
スポーツができる人は仕事ができるんです。
仕事ができる人はスポーツができるんです。
偏見だと思いますか?
組み立てるべきこと、考えるべきことって何を選択しても絶対あるんです。
その組み立て方と考え方を心得ている人は、その選択肢を変えてもステップに大きな差はないのです。
僕はテニスをします。
プレイ中に考えるべきことは山ほどあります。
相手の立ち位置や体重のかけ方、視線、仕草、癖、スコアリングのセオリー、打球処理位置なんかから相手の次の動きとボールの軌道と球種なんかも推測の上、ポジショニングをします。
そして守るべきときと攻め時を見極めた上でゲームを組み立てます。
さらっと書きましたが、ここまで考えてプレイできてる人はどれくらいいるでしょう。
自コートにボールが返ってきてからボールを追いかける、自分にボールが向かってきてから打ち返す、これは初心者にありがちです。
これはボールを返せたに過ぎません。
色々考えて返している人は、ボールを返しているんです。
返しているのと返せているのとは質が違います。
思考量はそのまま上達速度に比例します。
これは仕事を選択しても同じですね。
選択肢をいくつもテーブルに乗せた上で1つを選択したのと、
1つにしかない選択肢を選択せざるを得なかったのでとでは、
質が全く違います。
仕事ができる人ってのはどういう人か。
能動的であるとか、視野が広いとか、引き出しがあるとか、色々要素はありますが、みんな実は1つです。
常に考えている人です。
常に考えている人はそれだけ選択肢を持っています。
選択肢があれば、そこから最良のポジショニングをするだけです。
テニスと同じですね。
テニスに限らず、もしあなたに得意なことがあるのなら、それは色々なことに応用が効きます。
何を選択しても身体は自分のものです。
カラクリを理解すれば意外と簡単に殻を破れます。
少年よ選択肢を増やせ!
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