見出し画像

これからの「正社員」を予想してみた

学生時代にアルバイトをして以来、正社員という形で働き続けて10数年。非正規雇用の立場にはなったことはないですが、これからの正社員について少し考えてみようと思います。

そもそも正社員の定義とは?

以下のサイトを参考にしました。

①労働契約の期間の定めがない
②所定労働時間がフルタイムである
③直接雇用である
出典:多様な人材活用で輝く企業応援サイト
https://tayou-jinkatsu.mhlw.go.jp/various-regular-employment/various-regular-employment/

実は正社員や非正規社員といった言葉は法律で明確に定められている言葉ではなく統計上、就業状態を把握するための呼称でしかないようです。

ということは、正社員の意味は法律などによって変わる可能性があります。実際に多様な正社員という従来の正社員の意味を拡張するような概念があります。

多様な正社員とは?

通常の正社員と違って勤務地や勤務時間、勤務内容に制限がある正社員とのことです。約2000社のアンケート結果からすると導入企業は半分ほどで多くは専門的な職種に対して導入している企業が多いようです。勤務地や勤務時間に対してというよりは、優秀な人材を確保するためである理由が大きいようです。一部ではフリーランス型正社員など呼び名がいろいろあるようですが、働き方が従来とは変わる正社員が増えていく可能性があります。

正社員は増えているのか?

厚労省では正社員転換・待遇改善プランというものを平成28年に策定していて、5ヶ年計画として毎年進捗状況を報告しています。

人口が減っているわりには、正規雇用の割合も非正規雇用の割合も平成27年度からどちらも微増のようです。さらに不本意非正規雇用という正規雇用として働きたいけど働き口がないという人は、前年比から減っているようで状況が改善しているように見えます。

不本意ではない(働きたい欲がある)非正規雇用の場合は、そこから正社員への転換の可能性がより高いと思われます。

上記を踏まえて

正社員や正規雇用の意味が拡張されて、国や自治体がこれに沿った政策や活動プランを策定・実行していくことで、正社員・正規雇用という雇用形態の人口は増えていくのではないかと思います。

また、正社員でかつ複業・副業をしている割合りも増えていくのではないかと思います。そのため実体人口と一致しない(1人が複数企業に勤めている状態)統計結果になっていくと思います。これはこれで働き方が多様・柔軟になっている証拠だと思うので、良い傾向だと思います(統計方法なども変わってくるかもしれません)。

ちなみに自分自身は雇用形態について特に拘りはありません。ただ会社員をやめてフリーランスで働いたりすることは今のところはないと思います(副業はあるかもしれませんが...)。

コロナウィルスの影響は?

ただ直近だと、コロナウィルスの影響で全体的な雇用の数に影響がでると予想されます。これが来年度以降の雇用数にどのような影響を与えるのか気になるところです。




最後まで読んでいただきありがとうございます! いただいたサポートは僕が読みたい書籍代に使います!!