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SNS上のあなたと、リアルのあなた。

『どっちが、本当のあなたなんですか?』


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SNS、そう 一口にそう言っても、起源や仕様、集まるアカウントの様態は本当にさまざま。

リアルのコミュニティを写し出す(リア友=フォロワーのような)使い方もできれば、リアルとは全く異なるコミュニティ(リアルでは発信してないけど、SNSでは...のような)を持ったり、またその両方をアカウントごとに分けてやっている人もいるでしょう。

ソーシャルネットワーキングサービス(Social Networking Service)の略で、登録された利用者同士が交流できるWebサイトの会員制サービスのことです。
友人同士や、同じ趣味を持つ人同士が集まったり、近隣地域の住民が集まったりと、ある程度閉ざされた世界にすることで、密接な利用者間のコミュニケーションを可能にしています。

          ー 総務省 国民のための情報セキュリティサイトより

現状SNS市場は Facebook(Instagram)とTwitter、TikTok、LINE が主要媒体。あなたのスマホにも、もちろん僕のスマホにも、きっとどれか一つでもインストールされているはずです。


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さて、ここで冒頭に置いた『どっちが、本当のあなたなんですか?』という問いに戻りましょう。

『そんなの、どっちも本当の私であるはず。
 なぜなら、Instagram上のとある私のアカウント1つをとったって、
 それはリアルの私の一部を反映しているのだから』

自身にこの問いを立てたとき、最初僕はこんな風に思いました。こう言ってしまうと、『「全と一」がイコールなのか?』という別の話に陥ってしまいそうですが...

全は世界、一は俺

『どっちが本当の私か』という理論はここでは不毛そうですが、リアルの自分の一部を反映させているといっても、あまりに細分化されすぎた自分を反映していた場合はどうでしょうか?

もしもその場合だと、小さくなりすぎたあなたは、SNS上の他の誰かの意思をまんま取り込んでしまっているかもしれません。小さい体を、他人の何かで補って大きく見せようとしているみたいに。

もしかすると、見てくればかりが大きくなったSNS上の自分が、リアルの自分を喰らってしまうかもしれません。

どちらが本当の私か、なんてことには答えが出そうにありませんが、
もしあなたが、「SNSだしいっか」とか思うことがあるならば、注意が必要かもしれません。

SNS上にアカウントを持つということは、あくまでリアルの自分がデジタル上にダイブするために分身(そのままの自身を分裂させること)を作った、くらいで考えておくのが良いのかもしれません。


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SNSを扱うお仕事を始めることができ、2020年はその良い面をたくさん学ぶことができました。
反面、SNS上での誹謗中傷からリアルのダメージが生じ、取り返しのつかないことだって起こってしまいました。

映画『インセプション』やアニメ『攻殻機動隊』みたいな
リアルとバーチャルの境界線が完全に融和してる世界線ならまだしも、
この世界はまだそうはなっていないですし、

リアルの自分とデジタルの自分、SNSアカウントとしての自分、この折り合いをどうつけていくかが、SNSトお付き合いするにあたっては本当に大事なんだと思います。


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【おしまい】

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