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次の夏はこんな「ウル虎の夏」ユニフォームが見たい Part.1

阪神タイガースの毎夏の恒例イベント「ウル虎の夏」
2013年に始まり、今年でちょうど10年目を迎えます。
イベント期間中の主催試合で着用する特別ユニフォーム(以下、ウル虎ユニフォーム)には毎年注目が集まりますが…

はっきり言って、10年も続く中でマンネリ化は避けられない状況にあると私は思っていて。
そこで、今回は『「ウル虎の夏」11年目に向けての改革案』と銘打ち、あーでもないこーでもないと妄想を披露したいと思います。

今回はPart.1。まずは「ウル虎の夏」の現状とイベント自体の改革案、そしてウル虎ユニフォームのデザイン案①をお届けします。

次回以降は純粋に妄想ユニフォーム企画になる予定です。

では、どうぞ。

「ウル虎の夏」の現状

まずはウル虎の夏の現状から。

2013年から2021年までの歴代ウル虎ユニフォーム。

初期の頃は、初めてHTマークを取り入れるなどチャレンジングな企画であった「ウル虎の夏」でしたが、特に2016年以降、「イエロー縛り」をわざわざ設けてしまったがために、アイディアの幅が極端に狭まった印象があります。
イエローをベースにちょこっと柄を足すだけという、コンセプトの欠片も感じられない、全く面白みのないユニフォームが粗製濫造されているというのが現状。

そんな状況に風穴を開けたかに見えたのが、前面に大きく虎の顔をあしらった2021年のウル虎ユニ。「こういうのが見たかった」と思った人が多かったのか、ユニフォームの売り上げも過去最高だったとか。
その反面、癖の強過ぎるデザインに引いてしまう人も少なくはなく、やはり文句なしに「いいユニフォーム」とはならず。

そして10年目の今年、満を辞して登場したのが、過去9モデルの要素を迷彩風にマッシュアップした10周年記念モデル。しかし、早くも「ライフガード」「のり玉」などと呼ばれるあり様で、お世辞にも「カッコいい」とは言えません。

企画ユニフォームというものは、ある程度何でもできるのが良さでもありますが、やはりそれも「ユニフォームとしてカッコいい」というのがベースにあってこそ。
ウル虎に関しても、初期の頃はそれが出来ていただけに、余計に現状の停滞感にはもどかしさを感じるのです。

イベント改革案

そこで私が提案したいのが、イベント自体の改革・方針転換
ちょうど10年と区切りもいいですし。

まず、イベントの名称を「ウル虎の夏」から「ウルトラ・タイガース・フェスティバル」にみたいな感じにして、通称を「ウル虎フェス」とかにする。
「夏」をやめたのは、夏に限定せず、通年で月に1、2カードくらいのペースで特別ユニフォーム着用試合をやってほしいから。
せっかくの特別ユニフォームなのに、年に10試合も着ないのは寂しい。

コンセプトは「BEYOND THE TIGERS」
この先、球団創設90周年、100周年というメモリアルイヤーへ向けて、タイガースの歴史を新しい形に昇華することで、これまでのタイガースを次世代へと継承するとともに、これからの「新たなタイガース」像を創造する。

そんな感じです。早くユニフォームの話に行きたいのでここら辺はサクッと。

ウル虎ユニフォームデザイン案①

ようやく本題です。
今回ご紹介するのがこちらのデザイン。

1948-49年に使用され、幾度となく復刻されている通称「黒のユニフォーム」を現代風にアレンジ。
全体的に、MLBのオルタネートユニフォームを意識したデザインとしています。

濃紺をベースカラーに、デザインは全て黄色で統一。ラケットライン+袖ラインは当時と同じ組み合わせを意識したデザイン(当時はラケットラインではなくパイピングラインでしたが)。カラーリングはミルウォーキー・ブルワーズを参考に、ラインもやや太めの仕様となっています。

胸のマークは、2013年の初代ウル虎ユニフォームで初採用された左胸HTマークを採用。私の中で、オルタネートユニと言えば左胸マークというイメージが強いので。
また、黄色の文字を濃紺と白の二重で縁取っているのは、2018-19年のビジターユニフォームでも気になっていた、「黄色文字+白縁取り」の視認性の低さをカバーするためのもの。これに関しては、ピッツバーグ・パイレーツを参考にしました。

ストッキングは、2011年の交流戦用ユニフォームでも再現された濃紺と黄色のシマシマ模様をオマージュし、今流行りのライン入りストッキングの様式へ落とし込みました。

こんな風に、一つ一つの要素を切り出してみるとちゃんと「タイガース的」な要素の組み合わせになっているんですが全体として見るといい意味でタイガースっぽくない、新しい雰囲気のデザインが出来上がると。

私としては、なかなか会心の出来栄えですが、いかがでしょうか。

まとめ

何の脈絡もない「新しさ」はNGだし、かと言っていつものユニフォームと大して変わらないのも面白くない。
そのチームっぽい要素を組み合わせて、そのチームっぽくない新しいユニフォームを作る。これが私の思う「特別ユニフォームのあり方」なんです。

こんな感じで、デザインが溜まり次第どんどんご紹介していこうと思っています。今回は1つのご紹介ですが、今後は1記事につき2、3つのデザインがご紹介できればという予定です。
また、ネタが切れ次第にはなると思いますが、いずれは他球団のイベントについてもメスを入れていこうかな、と。

以上、「ウル虎の夏」11年目に向けての改革案Part.1でした。ありがとうございました。

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