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近況

実業団選手を引退して1年ほど経つので、陸上競技まわりの近況報告を。

今年度から正式に母校の東大陸上部の長距離コーチとして活動しています。毎月のメニューを学生チーフと相談することに加えて、月2回程度は部活で学生と練習しています。今の東大陸上部は5000m換算で14分中盤〜後半の戦力が充実していて十分素晴らしいのですが、それを更に14分前半、13分台に引き上げるような触媒になれたらと思っています。
振り返ると、私が大学時代に13分台を出せず、実業団時代にサクッと出せた要因は、「13分台出したらすごい」という感覚から「13分台出さなければ実業団選手に在らず」という意識にシフトできたことが大きいです。この経験を踏まえて、チームの上位層に記録に対する意識変革を起こすことが私がやるべき最も重要な仕事だと考えています。意識変革を起こすことを第一として、メニューの内容や提示の仕方を考えて、試行錯誤しながらアクションを起こしています。

アドバイザー的な立場でいうと、社会人になってから走り始めたランニング歴3年程度、フルマラソン2時間40分強の方のざっくりとしたメニューを立てたり、練習の引っ張りもしています。
今まで関わってきたのは漏れなく学生時代に競技をやっている/やっていた選手なので、社会人からランニングを始めた方の競技力向上のために何をすべきか考えるのは初めてのことです。コミュニケーションの中で、そのような方が特に押さえるべきポイントも見えてきたのでいずれ文章にしたいです。

自分の練習でいうと、大学の部活の先輩たちが立ち上げたランニングクラブに所属して平日朝や週末走ったり、都内の市民ランナーの実力者達と平日朝にポイント練習をしています。他にも、OTTやM×Kディスタンスで引っ張りをやらせて頂いたり。こう書くと色々やってますね。。

引退後も脚は一向に良くならず、自分の競技力を高めるような練習ができないのは非常に残念ですが、それを失ってでも走ることは好きなようで陸上に関わり続けています。今でも、脚が良くなって万全で走れるようになることが1番の願いです。

競技者の一線を退いても、過去の経験を統合しながら新しい発見ができているので、今年度はそれらを言葉にしていけたらと思います。(気づいたら1年経っていた、とならないことを願い。。)

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