見出し画像

#SNSの教科書 noteデビュー直後に出会わないで良かった

 noteプロデューサーである徳力さんの著書である【「普通」の人のためのSNSの教科書】。noteデビュー直後に出会わないで良かった、試行錯誤を重ねてきた半年後に出会って良かった、と感じています。

 出版されてから約半年経っていますが、今さらながら本日読みました。この本をきっかけにnoteデビューされた方も多いのではないでしょうか。内容は以前からチラリと見聞きしていましたが、噂通り私のような「普通の人」の背中をドン!と押してもらえるような、非常にシンプルかつ分かり易い内容でした。

 様々な書評において、「今すぐ読むべき」といった内容が多く見受けられる中、私個人としてはこの本を読んだのが今のタイミングで良かったと思っています。

なぜ良かったのか

 本著のざっくりした内容は、SNS発信のコツや心構えやSNSをやるメリットとなっている。

 すべてでは無いけれど、多くの内容に共感することができた。

 例えば「続けやすいテーマ」選びについて触れている章がありました。自分の中で書くテーマ・軸を決める。「ニュース」「イベント」「本」が続けやすいということ。さらに本業に関連するニュースだと尚良いとのこと。

<ここからは私のざっくり体験記>
 毎日そんなに書くことが無いと嘆き、3日坊主でそのままオーデュエンスの側に戻ってしまうnoterさんをよくお見掛けします。私も何人かで一斉にnoteデビューを果たしたのですが、生き残っているのは唯私一人になってしまっています。
 デビューしたての私も、毎日何を書けばいいのやらで、なんとか必死にネタを絞り出しては日々更新を続けていました。ふとしたタイミングから、日経新聞あるいはNewspicksの記事の中から、IT/DX/テックに関連する記事をピックアップして、記事内容に自分の感想を添えてみれば、記事も一丁上がりで、ネタも無尽蔵にそこらじゅうに転がっていることに気付きました。
 それからは、ネタ切れの状態に陥ることは無くなりました。むしろ、毎日毎日そのルーティンを続けていると、アレも書きたいしコレも書きたいのに、時間が追い付かない!そんな状態にまで一時的にはなっていました。(実際に今日も別のネタを考えていましたが、本を読んだそのままの勢いでコレ書いてます)
 さらに感想文だけではなく、その記事の周辺や裏側をネットで検索したり、社内の関係していそうな部署の人にチャットで聞いてみたり、より深堀して誤った情報や見解を出さないように、余計なプレッシャーまで背負い始めてしまうこともありました。
 副次的な効果なのかどうかわかりませんが、顧客との雑談には事欠かず、ちょっとしたトリビア的なトークに日々使わせてもらっています。

 続けていくことで自分の中で工夫を重ねながら、発信する軸・テーマを少しずつブラッシュアップしながら、メモの精度を上げていくことができていると感じています。

 恐れ多いのですが、徳力さんに頼らずとも自分の中でのSNSの教科書(非言語)的な基礎を築くことができたとも思っています。

 共感が多くあったので読んでいて気持ちが良かった、ということも「良かった」点ではありますが、それ以上に自力でメソッドの基礎を作り上げることが出来たのが、小さいながらもSNSを始めた自分の財産の一つになったからだと思っています。

 しかしそのまま本著に出合わなかったら、この言語化されていなかったモヤモヤっとした独自メソッド的なものは、自分の中で消化されずにメソッド化されずじまいでした。読んでいて、スッと「あぁ、そういうことなんだね。自分が書いてきたことは。」と入ってきて、心は晴れ晴れしています。試行錯誤を重ねてきた日々が何となく報われたような気分です。(報われたっていうのもおかしな表現ですが)

 また、なんとなく毎日投稿!と意気込んで続けて積み上げてきた半年間でしたが(12月に寝落ちで断絶しましたが)、これからも先noteを続けていく意味や意義というのを明確に、目標をもってやっていきたいと思える一冊でした。

 あくまで個人的見解ですが、この本はnoteデビュー直後ではなく、半年間ぐらい自力で試行錯誤頑張ってきて、何となく行き詰っている人に読んでもらいたいな、と感じました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?