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自分にとっての正解②

なぜアマチュアの私が奏法についての記事を書いているのか?

音大生や大学などで専門的に教えてらっしゃる先生は本当に上手いです。
なぜ上手いのか?は才能もあるでしょうが練習の仕方、奏法に加えて、知識として色々学んでいることが大きいでしょうし、それらを全部つなげて考えることが出来ているんだと思います。

でも、ですよ、
その方達と私たちの身体はなにひとつとして同じものがありません。
身長も違う、肺活量、手指の長さ、舌の長さ、
何から何まで違います。
考え方も違います。
ということは、その奏法が自分に合うかどうかを試していくしかない。

その奏法が自分にとっての正解かどうか試していくしかない。

以前、知り合いの方が水泳教室へ体験に行った時の話。
先生はとんでもなく有名で、ものすごく速く泳げる人です。
指導方法(ご本人ではなくインストラクターの方だったのかもしれません)は、その先生の泳ぎ方の型にはめられて、体験に行った私の知り合いの骨格や可動域など無視らしく、自分に合っていないから教えられたように泳げないし、なんだかなー、って帰ったことがあったようでした。


先生の言うことが自分に合ったやり方なのか?
先生が言っていることの意味はなんだろうか?

このことを自分自身で考え、色々試して、時には勝手にカスタマイズしてみたり。そうやって自分に合ったものを見つけるしかない。
決して先生が間違っていると言いたいわけではありません。先生にはバッチリ当てはまりものすごくうまくいっている。だからこそその方法を私たち生徒に教えてくれているのです。

先生いらないってこと?いやいや、そうではなく、
やり方の方向を教えてくれたり、間違いを教えてくれたり、時にはコツなんてものも教えてくれたりします。なにせ先生は私たちが質問することができていることがほとんどですから。

よく聞くことの一つに、私たちが質問した時先生が改めて
先生自身でどうやっているのかを観察した時に、
先生自身「言ってることやってなかった。」となることがあります。
先生も、先生の先生から教えられてその通りにやっていると思っていたけれど、
実は言われた通りではなく自分自身でカスタマイズしてやっていた、ということです。

先生はある意味センスでカバーしていたかもしれないということ。
わたしにセンスがあるのかわかりませんが、今いろいろな方が動画やブログで教えてくれていることを「観察」を通して自分に合う奏法なのかを試すことができます。最近書いている「ラクに吹きたい!」シリーズもそうやって思いついたものだったりします。

観察すると言ってもある程度は訓練が必要です。
観察していると思っていても、実はやっちゃっていた、なんてことは本当に起こりがちです。何かに集中するといつものようにできない、というと思い当たることがあるかもしれません。




自分自身を客観視することができて、やろうとすることがただただ観察できるとしたら。
どうでしょうか?なんだか色々できるようになると思いませんか?

やっていると思っていることと、実際にやっていることは違うことが多いです。
ここのズレをなくしていこうとしていけるものが、
観察する技術です。


拙い文章ですが、わたし自身の観察の結果や過程をお出しすることで何かのお役に立てると思って書いています。

最近本当に多くの方に読んでいただいているようで嬉しいです。
ありがとうございます。
わたしのやっていることが正解、なんていうつもりはなく、
あなた自身の正解の見つけ方のヒントになればこれ以上ない喜びです。


F.M.アレクサンダーさんはこの観察の過程を著書で残してくれていてぜひお勧めします。
「Use of the self」こちらは英語版です。

「自分の使い方」こちらは日本語版です。


アレクサンダーテクニークのわかりづらいところは一般的な言葉を専門用語的に使っているところにあります。しかも、英語で発展していったテクニックですので日本語への言い換えも考えていく必要があり、よりわかりづらくしているところです。
それでも読む価値はあると思いご紹介しました。

レッスンで実際に体験していただくことが一番わかるようになります。
上で紹介した本はいわゆる解説書です。
野球やバスケの解説書を読んでもうまくはなりません。うまくなるヒントだからです。同じようにアレクサンダーさんの本を読んでもテクニックを習得することは難しいでしょう。



わたしのレッスンは奏者専門のレッスンではありません。
あなたの使い方をレッスンするからです。
この言い方も専門用語なんですよね。使い方、なんて言われてもわからないと思います。一般的な使い方という意味と専門用語的な使い方という意味どちらも含んでいるからです。


ぜひレッスンで一緒に探求していきましょう!
おもしろいですよ!

ほりうちけーアレクサンダーテクニーク

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