一人で過ごす大学生活

私は今慶應義塾大学理工学部の2年生である。
まず、慶應でのクラス分けについて説明しよう。
慶應理工では一年時は学門(学科に当たるもの)に関係なく必修外国語によってクラスが分かれる。一クラス30人ほどのわりかし少人数クラスである。必修外国語の授業はクラスメイトと受け、他の必修科目も同じ授業となるため、顔見知りにはなる。
一年の終わりには各々の希望の学科に分かれ、そのクラスは完全に解体してしまい、二年からは学科ごとにクラスが編成される。
二年生だと、一クラスにはだいたい5,60人もいる。私の学科は2クラス編成なので、同じ授業を100名以上と受けることになる。

私が一年のときのクラスでは、女性は私含めて3人しかおらず、当然のようにその人たちと”友達”になった。私はその2人のクラスメイトと何か合わないなと思うことも度々あった(それも当然である。たまたま同じクラスになった、たった2人と気が合う方が奇跡だ)。

私はサークルに所属していたものの、普段話す人というとその人たちしかいなかった。しかも、彼らと話して楽しい気分になるということは日に日になくなっていった。(後に記事を書こうと思うが、価値観が合わなかったり、自慢話のような話をしてくるため、私は陰鬱になっていった)
私は入学前から、大学に入っていろいろな人と話したりいろいろな人と交流して、その中から少しでも気の合う友人を見つけたいという願望を持っていたので、いつも同じ人と話しストレスを抱えた大学生活にやや嫌気がさしていた。
だからこそ、2年になったら良い人間関係に恵まれるかもしれない、いやなってほしい、という希望を抱いていた。

ところが、二年になった今どうだろうか。
私はこの新しいクラスで、友達は一人もできず、全授業一人で受け、誰とも話さないで帰宅する毎日を送っている。
学科ごとのガイダンスやら懇親会やらも行ってみた。それでもできなかった。
多分、みんな学科に分かれる前から知り合いだったりするのだろう。私ももっと厚かましければいいのだろうが、やはりすでに出来たコミュニティーにどうやって入ったらいいものだろうか?
私が今友人が一人もできないのは、二年になって、一年のときよりもっと大規模なクラスで授業を受けることや、必修外国語のように当てられる授業もなく、余計に認知されないからなのだろう。

大学生活ってこんなものだったのか。卒業まで数年間一人で過ごすのか。周りでは恋人と楽しく過ごしている人たちもいるというのに。

私は慶應に入学してから自分が人に受け入れてもらう自信、人に好かれる自信を持てなくなった。

まるで私はいない者のように扱われている気がしてしまう。

一年時もあまり楽しくなかったけど、二年になったらもっとつまらないじゃないか。
こんな学生生活ならやめてしまいたい、と二年になってから何度も思っている。

これ以上いろいろ書いても無駄なので今日はこれくらいで終えます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?