トレーニング効果を高める「負荷(回数・セット数・重量)」とは?
トレーニングで効果を出すためには、「負荷」が大切です。
トレーニングの3大原理に「過負荷の原理」というものがある通り、
「キツい!」と思う負荷をかけないと、筋肉は強くなりません。
トレーニングにおける「負荷」は色々とありますが、今回解説するのは以下の3つです。
①回数
②セット数
③重量
前提として、リリトレ式トレーニングでは、
「キツい負荷で挫折するよりも、自分に合った負荷で継続しよう!」
「”筋肥大・ボディメイク”よりも、”不調解消・姿勢改善”のため!」
というスタンスなので、それも踏まえてご覧ください。
【トレーニング効果を高める回数は?】
10回からスタートしよう
スクワットやクランチなどは、何回行えばいいのか?
プランク系は、何秒キープすればいいのか?
基本は以下の通りです。
トレーニングの回数(秒数)
・基本は10回(キープ系は10秒)行う
・重量や自分のレベルに合わせて、20回、30回(20秒、30秒)と回数&秒数を増やす
回数は「他の負荷(重量・スピード・動き方・種目)」によっても変化しますが、
とにかく「キツい!」と思う回数を行ってください。
で、トレーニング初心者の方は、とりあえず「10回」を目安にするのが、わかりやすくていいと思います。
(重量&回数によってトレーニングの効果も、筋肥大や筋持久力UPなど変化しますが、細かい話は抜きで。)
10回(10秒)行って余裕があれば、
・20回→30回と回数を増やす(とにかく限界まで)
・キツい種目に挑戦する(プランク→バランスプランクみたいに)
・動きをゆっくりと行う(※ただし、正しいフォームを優先して)
という感じで、負荷を高めていってください。
【トレーニング効果を高めるセット数は?】
2〜3セットやろう!
リリトレ式トレーニングでは、
「基本は2〜3セット」
「やる気がなければ1セットでもいいよ」
というスタンスです。
正直、1セットだけではトレーニング効果は薄いですが、”全く無意味”というわけでもありません。
セット数による効果の違い
【1セットの効果は】
・習慣づくりに◎
・リリース(筋肉を緩める)効果アリ
・ウォーミングアップに◎
【2セット以上の効果は】
・筋肥大、筋持久力アップ
トレーニングで効果を出すためには、「限界まで行うこと(キツいこと)」が最も大事です。
1セットで終わると筋肉は限界まで力を発揮できないので、2セット以上行う(限界まで行う)のがトレーニングの基本です。
でも、個人的には「1セットで終わってもいい」と思います。
なぜなら、
毎回、「2セット以上やらないとダメなんだ」と思うと、キツくて続かないから
1セットだけでも、その部分の筋肉が緩んで、不調が楽になるから
だから、
「今日はやる気があまりないから、とりあえず1セットだけで終わりにしよう」
「腰痛を解消するために、1セット腹筋をやろう」
という感じで、やればいいと思うんです。
(実際、僕はこんな感じでやっています。だって毎度2セット以上やるのはキツいですから。細く長く。)
で、実際に1セットやってみると、
「もう1セットやろうかな」
と思えたりもするものです。
「過負荷の原理」も大事だけど、「可逆性の原理」や「継続性の原則」も大事。
ようは、「トレーニングを”続けること”を第一に、”過負荷”は第二でいいじゃない」というスタンスですね。
【トレーニングの効果を高める重量は?】
自重がオススメ!
トレーニングの仕方には色々あります。
・マシンを使ったトレーニング
・ウェイト(ダンベルやバーベル)を用いたトレーニング
・自重(自分の体重)を用いたトレーニング
トレーニングの目的によって何がベストかは違いますが、
リリトレ式トレーニングの目的は「不調の解消(姿勢の改善)」なので、自重トレがオススメです。
理由はいくつかあります。
自重トレのメリット
・道具を揃える必要がないので、始めやすい
・自宅でいつでも行えるため、継続しやすい
・負荷が軽いため、インナーマッスルを鍛えやすい(姿勢改善に効果大)
・負荷が軽いため、正しいフォームで行いやすい(怪我をしにくい)
・体幹を鍛えやすい
マシントレーニングは「部分的に鍛える」には効果大ですが、自重トレほどフォーム(姿勢)を気にしなくてもいいため、「良い姿勢の意識」が身につき辛いです。
逆に、ウエイトトレーニングは「正しいフォームで行うのが難しい」ので、初心者が一人で行うにはオススメしません。
そんなわけで、初心者が一人でも始めやすく、いつでもどこでもできて、姿勢改善効果も高い、「自重トレ」がオススメです。
【まとめ】
負荷と相談して長く続けよう!
まとめです。
トレーニングの回数(秒数)
基本は10回(キープ系は10秒)行う
重量や自分のレベルに合わせて、20回、30回(20秒、30秒)と回数&秒数を増やす
トレーニングのセット数
基本は2〜3セット行う
やる気がなければ1セットでもいいよ
トレーニングの重量
自重トレ(自分の体重を利用したトレーニング)がオススメ
かなり甘々な基準ですが、リリトレ式トレーニングは、
「マッチョになるため」、「短期間で痩せるため」のトレーニングではなく、
「不調を解消するため」のトレーニングです。
「完璧にキツいトレーニング」をして、短期間で辞めてしまうなら、
「そこそこキツいけど続けやすいトレーニング」をして長く続けた方が、不調は解消しやすいですし、不調になりにくい体をつくれます。
トレーニングは歯磨きと同じです。
何も特別なものではなく、短期間で効果をだそうとするものでもありません。
「普通に生活していれば、ご飯を食べるし、口の中が汚れるから歯を磨く」
というのと同じで、
「普通に生活していれば、体を動かす機会がないので、筋肉が弱化するからトレーニングをする」
というものです。
トレーニングは楽だと意味がないけど、キツ過ぎても続かないから。
負荷と相談しながら、あなたなりのトレーニングを日常生活に取り入れてみてください。
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