小説家デビューをした話#2
最初の注意書きです。
コンテストへの挑戦というのは実は何度かしていました。
特にエブリスタでは年に何度か、書籍化やコミカライズを検討してもらえる大きなコンテストがあります。それにはこまめに応募していて、何度か『優秀作品』というのに選出されています。
これ、受賞じゃないんですよ。
あくまでも『優秀作品』
中間発表と同時に発表されるこの優秀作品は選出されれば、大賞などの受賞はない、つまり、落選ってことです。
全く何もなかったよりも嬉しいけど、落選は確実なので微妙に落ち込む。
そんな『優秀作品』です。
選出されるとエブリスタ編集部から『選評』が届きます。
熱意・共感度・キャラクター・ストーリー・表現技術・文章能力、これらにA~C(もしかしたらもっとあるかも)の評価、
さらにそれを踏まえた総合評価が付与され、
こうした方がいいんじゃない?ってアドバイスが届きます。
読者さんの感想や反応、作家さんからのアドバイス、それから選評を(時にコテンパンなやつ)頂きながら、ちょっとずつは成長していたのかもしれません。
そらが挑戦したのは『アルファポリス』の恋愛小説大賞でした。
しかし、華やか過ぎてなかなか手が出せずにいたところ、仲の良い読者さんに、
『向いていると思う。チャレンジしてみたら?』と言われたり、
『とても投稿しやすいサイトだよ。インセンティブもあるし笑笑』と作家さんに進められ、アルファポリスに投稿して、次の恋愛小説大賞にチャレンジするつもりでいました。
アルファポリス自体は基本的には、いわゆるなろう系のような異世界ものがメインで、現代物の大人恋愛を書く人の場合は『エタニティ』というサイトに投稿することになります。
そらも本当は迷っていたけれど、アルファポリスに投稿しようと思ったのは、この『エタニティサイト』があったからでした。
大人のための恋愛小説、漫画レーベルの投稿サイト。#エタニティとつけることによって、このサイトに投稿されるという仕組みになっています。
この第15回恋愛小説大賞で、そらは奨励賞という賞を頂きました。
大賞や読者賞とかそういったものではなかったですが、奨励賞は受賞に該当します。
そうしてある日書籍化の打診を受けたわけです。
そこからは慣れない作業やら、知らないことだらけで親切な担当さんに教えて頂きながら何とか書籍化に辿り着いたわけです。
さらに大賞受賞者ではないのですが、そらの書籍の表紙イラストをバナーにして頂いたり、第16回のコンテストのアイコンにして頂いたりしました。
それはひとえに表紙イラストを描いてくださった北沢きょう先生のイラストが素晴らしいからに他ならないんですけど。
気づきました?
実力じゃないということです。単に周りに恵まれた強運の持ち主だったということなんですね。
素敵な編集担当者さんに出会えたこと、素敵なイラストレーターさんに描いて頂けたこと。
これはそらの実力ではありません。
だから、そらは本当なら本をむっちゃ売らなくちゃいけないんですけどね。
え……えへへっ(ノ≧ڡ≦)
そんな訳で買ってくださると嬉しいです。
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