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スタートアップで働きながら大学院で経営学(MBA)を学ぶ理由

医療系のスタートアップ企業に勤務しながら、2023年の4月から、早稲田大学 大学院経営管理研究科(通称:WBS)に通っています。
平日の夜と土曜日の授業など、仕事を続けながら2年間大学院に通うことにしたのですが、自身が受験の際にお世話になったnoteに恩返しすべく(色々な方の記事を読ませていただきました)、noteデビューすることにしました。
そんな人もいるんだな〜と何か1つでも参考になれば嬉しいです。
何か気になることなどあれば是非ご連絡ください。

簡単な経歴

私は現在、医療系スタートアップ企業の事業開発職として従事しています。
元々は製薬会社の臨床開発部という部署にて、臨床試験(治験)という医薬品の開発に従事していました。現在は自身が携わっていた臨床開発の現場で利用するシステム(SaaS)を日本で広げるべく活動しています。
流行り言葉を借りると、治験のDX化を推進する仕事をしています。

なぜ大学院の進学を目指したか

主に以下の3つ+αが理由になります。
これを言うと元も子もありませんが「楽しそう!やってみたい!」というのが実は1番の理由で、あとは自分への言い聞かせの要素もあるかもしれません。笑

1.学びの場を求めて

これまで営業経験もなく、治験という専門性の高い分野で働いていたため、業種も役職も変えた現在、ビジネス全般の知識や経験不足を感じることがありました。
業務上必要なことは考えて、調べてと必要最低限は出来るようになった(はず)ものの、体系的に学び、日々の業務の背景の解像度を上げたいと思うようになりました。
しかし・・何をやれば良いかもわからない!しかも独学で続ける自信もない!とやる気があるのか、ないのかわからない状態で、自身の意思が弱い事を誰よりも知っていたので、半強制的に学べる場所を作り出したかったことが1つ目の理由です。

2.イノベーションとテクノロジー

私がこれまで携わってきた治験の業界は、他の分野に比べて規制が厳しく、変化が起こりにくいと言われています。しかし、私はこの産業でテクノロジーを活用し、「新しい治験の在り方」を普及したいと思っています。
そのためにイノベーションを創出する側になるには何が必要で、どうするか考え、スピード感を持って日々活動しているわけですが、参考になる事例は同じ業界では多くはありません。
一方で他の規制産業をみると例えばFintech、ライドシェア、民泊などイノベーションが起こっており、大学院で学ぶことで得られることもあるのではと考えています。これらはMOT(Management of Technology)関連の授業を提供している大学院であれば、最新の知見を知る教師陣から学べると考え、志望したことが2つ目の理由です。

3.アカデミアへの挑戦

これは動機としては恥ずかしい所もあるのですが・・自身の劣等感と向き合おうと言い換えることが出来るかもしれません。
これまで治験というサイエンスの最先端に携わる仕事をしていましたが、私自身は学部卒で論文も書いたことがありません。業務の中で論文を読んで最新の知識をインプットしようと言うこともせず、業務をする上で必要最低限のことだけ考え、いかに効率よく仕事を進めるかと生きてました。
しかし現職で多くのチャレンジや意思決定をする中で、自ら最新の知見に触れ、自らの引き出しを増やす、思考の軸となるものを持たないとと感じるようになり、これまで避けてきたことに挑戦しなければ・・と思うようになりました。
そのため大学院で論文作成する、そのプロセスの中で自身の今後の軸ができるのではと考えた事が3つ目の理由です。

4."今"というタイミング

自身が直感型の人間で「なんだそれ」もありますが、+αとして

  • 自身が担当する事業を"今"加速させ成長させないといけないという危機感

  • 自身や子供の年齢などプライベートとのバランスを考えると"今"がベストなタイミング

大学院にいくなら来年でも再来年でもなく「今」しかないと感じた所もありました。

最後に

この執筆はM1の夏休み期間にしています。前期だけでも、学びと実務の繋がりを感じる機会は多く、自らの考え方や日々の過ごし方の質を上げようと意識面の変化や取り組みと、入学して良かったと感じています。
仕事との両立、家族への理解、費用面など人それぞれ色々と乗り越えるべき要素はありますが、人は出来ない言い訳を考えるを思いつくのは得意です。少なくとも私は大得意で、出来る理由を考え、自分に言い聞かせ飛び込む決意と行動をしました。
また私は直感とは、その人の経験から、ある程度合理的な根拠のもと出てきた感覚と思っています。なので、自身が必要だと思ったその気持ちを大事に、えいやと行動に移すことも大切ではないでしょうか。
これを読んで「自分も何か新しいことを始めてみたい」など、何か感じ、次の行動につながる方が一人でもいれば嬉しいです。

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