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まだまだ続く飲食業界への打撃の中で

昨今のコロナウィルスの影響を大きく受けている飲食業界の中のイタリアンで店長職をしている者で御座います。

全開の投稿から大分日が開き、あいつとうとう利益出なくなったんじゃないか。という憶測も出たかと思いますが、そんなことは御座いません。(そもそも見ている人いないんじゃないか説w)

直近での営業内容としては、皆様ご存じの通り東京を中心に各地で緊急事態宣言が発令されており、私が所属する店舗は千葉県にあり、蔓延防止等重点措置が適用となり、

・アルコールの販売を終日中止

・営業時間の短縮(19:30オーダーストップ、20:00閉店)

での営業となっております。先月に至っては多少ぼかしますが大体1,300万以上の売上で純利益は100万届かない程でしたが利益は計上することが出来ております。

やはり時短と人流の抑制、取扱い商品の制限はなかなか厳しいのが現状です。

あ、書いておりませんでしたが、私の勤務する店舗は千葉県某所(比較的都内寄り)にありまして、いわゆるテナント店舗とは異なるロードサイドの店舗です。

しかし、その中で利益が出ているのはやはりFBLコストの適正化が大きいかと感じております。

FBLコストとは、Food(食材材料費)・Beverage(飲料材料費)・Laver(人件費)の略語です。

俗にFLコストとも言います。

飲食店においての利益を大きく左右するのはLの部分。

Fの材料費に関しては、私のように会社に属する人間であれば変えるのには本社を巻き込んだ施策が必要となり、なかなか変えることは出来ません。

ではLの部分はどうか。 ここは一店長という職位でもやり方の工夫一つで変えられます。一日1時間の削減でも人件費が時給を1,000円とした場合、一か月30日と仮定しても1,000円×30=30,000円、年単位で見ると360,000円の削減となります。業態にもよりますが昼の30分と夜の30分を削減し、一日1時間削減するだけで年間360,000万円の利益の種が出来るのです。

一日に働く人の1人がこれを負担すると、削減対象が限定的となり、徐々にスタッフから稼げないから他の業種へ・・・。なんて声も出かねないので、皆で少しずつ、15分×4人等が理想です。

また、ここで重要となるのは個々へのフォロー。お店や会社が厳しいのは皆百も承知の世の中になりつつありますが、その事実にあぐらをかいてしまっては、現場で働くスタッフはついてきてくれません。日々の営業に必要なのはお客様からの売上ですが、スタッフがいなくては管理職も休めませんし、規模によっては機会損失に繋がってしまいます。『人は宝』誰かが言っていましたが、その通りです。前に記載した内容で、店の利益を考えると人件費の削減と記述がありますが、費用の前に現場で働くスタッフも人間であり、それぞれの家庭環境や経済状況と『気持ちや考え』があることをまずは念頭におき考えてください。 そうでないと店として、ではなく企業としての未来はこのコロナ禍に巻き込まれ沈んでしまうことになりかねません。

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