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自分が分からなくなったら本屋さんに行けばいい。

久々に本屋さんに行った。
本屋さんにいくためにショッピングモールに出向いたわけではないのだけれど、
買い物が終わったあと、そういえば上司がおすすめしてる本があったことを思い出して、
まあとりあえず探してみようかと思って。

本屋さんに入るときの、本の香りに包まれるあの瞬間が、なんともいえなくとても好きだ。
(あー、この感じこの感じ)なんて酔いしれながら、目的地に向かう。
全然ない。
まあええわーって思って、でこぼこ整われた本たちの名前を、追いかけていく。

不思議なことで、本屋さんにいくといつも、
一つのジャンルのゾーンで、足が止まる。
それもすごく長いこと。
今回は、「心理学」のゾーンで。
何かを求めて、本の名前と中身を無造作に見ていく。心がぐっと吸い寄せられるあの感じを求めて。

そのときそのときごとに、特に目的なしに本屋さんに行ったとしても、
物語の世界に入り込めそうな小説のゾーンだったり、
発達障害や支援のゾーンだったり、
エッセイのゾーンだったり、
どこかのゾーンで、必ず足が止まる。
本当に長いこと。

思い返せばそのゾーンは、
私の心のもやもやだったり、悩みだったり、
よく考えてることだったり、私の精神状態が映っているゾーンだなと、ハッとした。
そうかそうか。私は今、これについて知りたいのか。これについて悩んでいるのか。これを読むことで解消したいのか。

自分のことがよく分からなくなったら、本屋さんに行けば良いんだなと思った。
自然と足が向いて止まる先に、今の私がいる。
そうかそうか。

すごいね。ありがたいね。偉大だね。
小さい頃から大好きな本屋さんに、
改めて感謝。

またいつでも、自分を探しにいこうか。

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