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企画に必要なヒアリングの回数は?

企画現場をサポートしていると
ヒアリングが必要な場面がでてきます。
「ヒアリングは何回したらよいのでしょう?」
こんな質問にお答えします。


|なんとなく分かってくるヒアリングすべき回数


企画は現場!
企画は足で稼ぐ!

と私はいつも皆さんにお伝えします。

すると

「ヒアリングは何件すればよいでしょうか?」
「現場はいくつまわればよいでしょうか?」

とよく聞かれます。
実際どうなのでしょう。

一般には
100聞け、とか、300聞け
とか言われています。

ですが企画によってはさすがに
100や300も聞けないこと
多いですよね。


「決まった数は無いですが、
現場をまわってヒアリングを重ねていけば
なんとなく様子が分かってきますよ。」

とお答えしてます。


これは適当に言っているのではなく
本当に
・多くの方が共通で言われること
・人によって異なること
などが、ヒアリングをやっている課程でなんとなくつかめてきます。

それを仮説としてまたヒアリングを重ね
仮説検証していくわけです。

|まずは4件聞いてみる


とは言え何件くらい聞けばよいのか
はっきり数字でみたいですよね。

私の経験からくる肌感覚で言うと
以下のようになります。

あくまで私の肌感覚なので、
違っている場合もあるのでご了承ください。


まずは、4件聞いてみる。

4件で共通することがあったり、傾向があったり
または、まったくバラバラだったり
というような、なんとなくの感覚が分かる
ことが多いです。

これで仮説を立てたり当初の仮説を修正し
またヒアリングしていきます。


そこからは様子が分かってくるので
どのくらいの数をヒアリングすればよいのかも
検討がついてくるはずです。

そこから10件、聞けるとなおよいでしょう。

|定量調査では40件聞いてみる


また、
定量調査の場合や傾向を取りたい場合は
最低40は母数をとる

これはよく言われることですが
私も同感です。

ただし、40ではなんとなくの傾向はとれるが
誤差も多くなるので、
できるなら100はとりたいところです。


場合にもよりますが、
100も200もそこから読み取れる傾向は
大きく変わらず精度が向上するくらいでしょう。

|慣れたら回数ややり方を工夫する


まとめると

まず4件、
そこから10件
傾向をみたいならまず40件
そして100件

が私なりの目安です。


当然場合によって異なるので、
その活動の過程でヒアリングの数ややり方も
必然的に工夫していくことになります。

ヒアリングに慣れておらず、
何件こなせばよいのか分からない場合は
上述の数を参考にしてください。

|目的をもってヒアリングする


最後にー

ヒアリングや現場まわりで大切なのは、
その目的です。


何が知りたいのか、仮説を明確にしてから
実施してください。

何が知りたいのかを知りたい
仮説が立てられないから
まずヒアリングする


これも立派な目的です。


企画は現場!
企画は足で稼ぐ!
です。

机上では何も生まれません。

ぜひ現場をまわってください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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