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新規事業開発や商品開発において
ターゲットユーザーを明確にするにはどうしたらよいか
というご相談がありました。

今回はターゲットユーザーを明確にする
考え方をお伝えします。


|コンセプトのフレームワーク


以前ご紹介した
「コンセプトのフレームワーク」
覚えていらっしゃるでしょうか?

コンセプトのフレームワークは
次の4つの要素で構成されています。

・誰に?
・何を(どのような価値を)?
・どのように?
・どこが新しいのか?/他とどう違うのか?

実は多くのプロジェクトで
フレームワークにある「誰に?」に
該当する ”ターゲットユーザー” が
明確にできていない場合が少なくありません。

新規事業開発や商品開発において
自分たちが対象とする顧客、いわゆるターゲットユーザーを
明確にすることは成功のカギとなってきます。

|Non-ターゲットユーザーを明確に


ターゲットユーザーを明確にできていない。
ではどうしたらよいか?

そんなときには
Non-ターゲットユーザー
を明確にしてみてください。

つまり、
自分たちの商品やサービスのターゲットでないユーザーを
具体的に定義してみる
ということです。

意外かもしれませんが、そうすることにより
自然と自分たちのターゲットユーザーが明確になってきます。


例えば、私自身の場合、
新規事業開発や商品企画プロジェクトチームを
”コーチングのアプローチ”で伴走支援しています。

しかし
依頼を受ける実際の面談の際には
「アイデアを提供してほしい」
「企画を提案してほしい」
といったご要望を受けることもあります。

そのような場面では
「そういった活動を行っているコンサルタントの方に依頼してください。」
と明確にお伝えしています。

アイデアや企画そのものの提供をご要望される顧客(ユーザー)は
私にとってはNon-ターゲットユーザーです。

あえて自分の対象でない顧客を明確にすることで、
真の対象顧客が見えてきます。

自分だけでなく、相手にも分かりやすくなりますよね。

|全てのユーザーを取り込まない


競合マップやポジショニングマップを作成する際には
すべてのユーザーを取り込もうとしないことが
自分たちのターゲットユーザーを明確にするコツです。

「X X なユーザーはA社に」
「△△なユーザーはB社に」
「〇〇なユーザーは自社に」
という具合に分けてみます。

自分たちにとってのNon-ターゲットユーザー
を仮定として他社に振り分けてみる。

そうすると自分たちのターゲットユーザーがはっきりしてきます。


ターゲットユーザーが明確でない場合は
あえて自分のターゲットでない
ユーザーを定義してみる。


ぜひ試してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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