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リソース(自社の技術・強み)を意識しよう!

新規事業開発についてご相談を受けるときに
「御社の技術や強みは何でしょうか?」
とお尋ねします。
今回はリソースについてお伝えします。

|自社の技術や強みはなんですか?


さて、冒頭の質問。
こう聞くと、こんな答えが返ってくることがあります。

「それが無いから困ってるんです」
「顧客から指示されたものを作っているので
これといった強みはありません」

そんなときは
「では、これからいっしょに見つけていきましょう」
とまずお伝えします。

それでも担当者が
「見つかりますかね?」
と自信がなさそうな場合も少なくありません。

コーチングの世界では
こういうとき
“リソース" という言葉を使います。

|リソースとは


リソース(資源)とは、その会社が持つ
技術
・強み
・ノウハウ
・特徴

などすべての資源をいいます。

便利な言葉なので
私もこの “リソース" という言葉をよく使います。


新規事業をこれから進めていくには、
このリソースを見つけていく必要があります。


そしてリソースを感じられている状態、
つまり
リソースフルな状態になることが大切です。

|なぜリソースフルであることが重要なのか


新規事業開発で自社がリソースフルな状態にする目的は2つあります。

(1)差別化や特徴をつくるため
(2)パートナー開拓のため


詳しく見ていきましょう。

(1)差別化や特徴をつくるため


これは言うまでもないことですが、
競合がひしめく中で商品やサービスを展開していくには
差別化や分かりやすい特徴をつくっていくことが必須です。

差別化や特徴をつくっていくためにも
自社のリソース(技術・強み)を見つけていくことになります。

こちらは皆さん理解されている内容だと思います。

(2)パートナー開拓のため

こちらは案外見落とされがちです。

新規事業開発では
見込み顧客を含めたパートナー開拓が必須です。


自社だけでは立ち上げられない場合
パートナーを開拓していくことになります。

また、仮説検証しながら立ち上げていくために
見込み顧客にモニターになっていただき、
パートナーとしていっしょに立ち上げていくこともあります。

そういったパートナー開拓しなければならない状況では
自社の技術や強みを語っていくことがとても重要になります。


自分がパートナーの立場になってみるとわかるでしょう。

相手から
いっしょに事業を立ち上げてほしい
モニターになってほしい
とアプローチされたとき、

担当者が
技術や強みがよくわからない
あるいは自分たちの技術や強みを信じていない
(リソースフルでない状態)としたら
どうでしょうか?

やはり
担当者がしっかり技術や強みを本気で語っていると
いっしょに仕事をしたくなりますよね。



これはパートナーだけではなく、
社内の関係部署の巻き込みや決裁プレゼンなどでも同じです。

ぜひ、自社のリソースを見つけて、
それを心から信じている状態“リソースフル"を意識して
プロジェクトを進めてください。

そうすると必ずうまく進みますよ!

最後までお読みいただきありがとうございました。


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