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人生の成功は才能ではなく運で決まる

2022イグノーベル賞、経済学賞テーマ『「能力ある人ではなく運のいい人が成功する理由を数学的に説明』の解説動画。

最近見た中で一番面白かった~

動画で扱っている論文ははこちら。

イグ・ノーベル賞って面白いですね。

というわけで、イグノーベル賞だから笑って読んでね
でもこれあなどれないな、、、

【追記】2022/12/18

論文の原文をまだ読んでいないので僕が前提条件を正しく理解しているか分からないのですが、この数理モデルですと「才能」は一生変わらない(受け取れる幸運の頻度)という前程のようなので、ここで言う「才能」とは先天的なものとしているのだと思います。

そう考えますと「運」によって運ばれた「後天的な実力」があるということになります。

「運」てすごいです。スケジュールが合うのだって、ある意味「運」です。

マイルス・デイビスが新しいクインテットを組む時にポール・ブレイが候補でした。

でも、ポール・ブレイはソニー・ロリンズのバンドをやってて駄目で、2番手の候補がハービー・ハンコックでした。もしハービーがあのクインテットに参加していなかったら音楽はどうなっていたのでしょう。すごい「運」だと思います。

大抵の人は「それまでの努力があったからその運もあった」とか言って「運を過小評価」する方向に持って行こうするのではないのでしょうか。

運を大切に、運と、それを運んで来てくださったみなさんに感謝したいと考えるようになりました。

「ご縁」って「運」以外の何ものでもないから「ご縁に感謝」っていいですよね。

僕の根底には「数学をナメたらあかん」があるなと思うようになりました。計算通りに行かないのは人間が立てた仮説に問題がある時で、根本的には Data is Beautiful なのだと思います。

宇宙の法則(=数学)ってすごいです。まだ分からないことの方がずっと多いのだと思いますが、分かっていること、概ねそうなんじゃないかと思われること(量子力学や超ひも理論)だけを見ても、深呼吸するような心地良さが僕には訪れます。

(追記ここまで)

以下、動画から抜粋です。

人生の成功は才能ではなく運で決まる。

『一番才能のある人間』よりも『中程度の才能で一番幸運な人間』の方が遥かに大成功する。

この実験の結果は格差社会になった。

この数理モデルでは幸運は才能ある人ほど起きる確率を上げています。才能がある人ほどチャンスを受け取る能力があるという考えによります。不幸は全員同じ確率で起きる設定です。詳しくは動画を見て下さいね。

「才能や苦労で成功した」というのは『後知恵バイアス』。コトが起こった後で『これこれの理由で、その物事が起こった』と勘違いしている。

人間は、自分自身の人生で起こった幸運な出来事を後から思い出して、自分の才能や努力によって起こせた現象であると自分で勝手に理由づけてしまう。

何が言いたいのかと言うと、
自分の望む結果を出した人は【幸運の効能を過小評価している】。

次に【資産はどう分配すればいいのか】
「平等基準」が最も高いパフォーマンス
「能力基準」は最悪だった。

運動能力や知能の差とは比べ物にならない格差が資本主義の資産では起きる。これも興味深いなぁ。

まとめ
現代の資本主義は意外にも「才能のある人間に不利だ」という側面がある。

人生の成功には「才能」よりも「幸運に遭遇する回数」が重要。

詳しくは動画を見て下さいね。(2回目)

元の論文をまだ読んでないからどこまでが論文そのままでどこからが動画を作った人の意見がまだ分からないんだけど。。そのうち更新するかもです。

冒頭『「人生」にそこそこの頻度でログインしてる』って面白いです。

論文を書いたアレサンドラ・プルキーノ氏とアンドレア・ラピサルダ氏は「昇進させる人物をランダムに選んだ方が、組織はより効率的になることを数学的に証明したことに対して」2010年にイグノーベル経営学賞を受賞して2度目の受賞とのこと。面白い研究をする人たちだなぁ。。素敵。

イグノーベル賞だから笑って読んでね。(2回目 笑)
でもこれあなどれないな、、、(2回目 笑 笑)


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