移動ドに要るのは「柔らかさ」
歌から入った人は移動ドやりやすいよね。
楽器、特にピアノや弦楽器のようにはじめに楽譜を相手にする楽器は移動ドをやるにはちょっとした柔軟性が必要になる。
何しろ2つの座標を同時に意識することに迫られる。
もうこれはメリット、デメリット以前に、相手にしている歌なり楽器なりの性質に乗っかって楽しんだ方がいいのかなって気付いてしまった。
2つの座標軸を生理的に受け入れられない人もいる。
音名だけでもいいじゃん。勿論ドレミでうたって良い。(*)
ポップスのギターなんかは楽譜から入らない事が多そうだから移動ドの人も多そう。
(*)階名を「ドレミ」音名を「ABC」や「イロハ」でうたう手法があります。
メリット・デメリット以外の視点が要るっていまさら気が付きました。
僕は鍛錬して当然という意識が知らず知らずのうちに身に付いているようで、見落としていましたね。 (皮肉ではなく)
新たな視点を付け加えたのは『ビジュアルシンカーの脳』という本の影響が少なからずあります。
既に身に付けている人は別にしてピアニストで「今から移動ドをやりたい人」なんていないんじゃないかって感じることもあるんだけど、まぁ、やりたいってなった人が現れたら導いてあげるインフラは作っておきたいですね。
実際移動ドをやりたくて僕のところに来てくれた絶対音感持ちの人もいたし。
というわけで、移動ドに関する投稿はこれで一区切りとします。 お付き合いいただき有難うございました。
まとめるにあたりこの投稿を久し振りに読みました。おすすめです。
「およそ音楽をやる上で絶対音感が有利になる事も不利になる事も一切ありません。」だいぶ前にYahoo!知恵袋で見かけた見事な回答! 以来、心の置き所にしています。
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