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[日記 5月31日] コロナとて例外ではない

災厄はこれまでくすぶっていた問題を炙り出す

◆ウィルスに感染しておこる被害はウィルスによるものではない

というと言い過ぎなんだろうが、
ウィルスに感染することで体におこる様々な不具合(肺炎など)は、
主にウィルスが直接ひきおこしているのではない とのこと。

ウィルスに対抗しておこる免疫反応が過剰に作用して
自分の体を傷つけたことによっておこる のだそうです。
ウィルスが炎症おこすんではなく、ウィルスをやっつけようとすると炎症になっちゃう というわけですね。
(サイトカインストーム というそうです)

今の日本の環境と非常によく似ている。

これから先 日本におこるだろう様々な災厄は 
ほぼ恐怖にかられて過剰に反応した結果ひきおこされた人災と言っていい。


◆経済的ダメージの人命被害の規模

3月~4月の自殺は少なかった
失業率はわずか0.1%しか悪化していない
などの短絡的な条件反射はさておき

自分のまわりで経済見通しについて楽観的な見方をしている人は皆無。

いくつかの研究機関の予測を総合すると
失業者は250万人~600万人増加する とみられ、失業率に換算すると4%~8%程度悪化する。

バブル崩壊後の自殺数の相関がそのままあてはまる とすると
向こう10年間の自殺者数は 最大で7万人ほど増加する見通し。

短期的に自殺者数が減っているのは 知人の保健師さんによると
ハネムーン期と呼ばれる現象だそうで、
危機にあたって一時的に団結し、気が張ることによるものだそうだ。反動は来るだろう。

とはいえ巷で言われているような
「隔離政策によってわずらわしい人間関係から解放された」ことによる効果
も あながちなくはないな と思う。

さらに希望的観測を言えば、過去10年の統計では
自殺理由に占める「経済的理由」の割合は減り続けていて
(これは失業率とは関係がない)

おそらく 最近の若い世代が「無欲」であることと関係があるのではないか?
と思っている。というかそう願いたい。

無責任に過剰な自粛を呼びかける人々による犠牲者がこれ以上増えないことを祈るしかない。


◆コロナ後の社会

いろんな人と意見交換をして 結局のところ 1次的な影響は以下の5つに集約されるのでは、というのがいまのところ結論です。

①DXが加速する(はやくなるだけ)
②労働環境と労務管理が激変する
③経済が悪化する →世界情勢が不安定化する
④物理的に密接する空間は当面 存在しなくなる
⑤サプライチェーン(調達)がローカル化する

組み合わせによる環境変化も考えられ(①x②とか②x⑤とか。③は全ての土台を破壊するかもしれない) 見通しはより複雑。
さらに、2次的影響はさらにひろがるが、こちらは 別の記事で書くことにします。

世間では主に、②についてチャンスだとみる向きが多く、テレワークに起因する働き方の多様化は本格化しそうだが、
現行の労基法は全く対応できないように見える。


資本家と労働者 という思考軸を そのまま 経営者と従業員
に置き換えてしまった浅はかさ を 今こそ取り返すいい機会だと思うけど厚生労働省はそれどころじゃないんだろうな。
いまさらながら やけぶとった厚労省は 厚生省と労働省に分けたほうがいいんでは。

ちなみに持論は
(経営者と従業員 等)異なるステークホルダーの利害を一致させる構想力がこれからの社会設計に求められる と思っております。


◆コロナ以外のニュース

黒川さんやら 種苗の話、香港の一国二制度について、3代目の生死 
大津のいじめに関する判決の行方、SNSによる誹謗中傷 など気にしていました。が、

ここ数日のアメリカの抗議・暴動の深刻さにちょっと意識をうばわれつつあります。

トランプ という反知性が深刻化させた分断
建国以来の根強い人種差別
そしてコロナによる社会的ストレス

根が深すぎて にわかに解決する見通しがたたない。

トランプは矛先を中国に向けていて その火の粉は日本にもふってきそう。


◆政治家になったら?

ここ2カ月の間に4人くらいの方から言われましたが、。からかい100%としてうけとっておきつつも
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賭け麻雀歴30年なのでとても無理そうです。ごめんなさい。
(なお、その大半はテンピンです)
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それはさておき、コロナの危機をのりこえつつある日本においてより難しいかじ取りが必要な局面はこれからやってくるんだろう。 高齢化、生産性、格差、社会保障。
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話はとびますが、ブルーインパルス 税金無駄使い話。
2つの理由で 最近は よかったんじゃないの派になりました。
①人間 上を見ると前向きになる(生理的に)らしい
②あの予算削っても他にまわらない
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んで、目の前の選挙は 7月上旬の都知事選。
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小池ちゃんが再選しないことを切に願うが、当選しちゃうんだろうな。
思い起こせば前回は 鳥越なんちゃらいう酷い候補がいたもんです。ほんと、ひどかったな。。。
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そういえば、今回のコロナ禍3か月では 地方自治について考える機会にもなりました。
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環境が激変し、困難な情勢下において、、
あたまでっかちな中央集権では十分に対処できない。
多様な発想とそれを活かす組織、権限の分散。細胞1つ1つの主体性と裁量が複雑化する問題への有効な対処方法であることは
ビジネスの世界ではすでに常識になりつつあります。
行政でいえば地方分権。あるいは道州制。
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今回、優秀な若い地方首長が脚光を浴びましたが、それでも地方自治が進むことはないだろう という予想です。
なんでか はまた今度。

つづきは 別の記事にて。

仕事に戻ります。

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