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国際女性デーを機に考えてみる「ダイバーシティと自分らしさ」


皆さん、こんばんは。

Kahoです。

約2ヶ月ぶりのnote更新です。
クリスマス前に日本に帰国して、転職もしました。

2月のある日を境に、日本で加速したジェンダーへの議論。

明日3月8日の国際女性デーを機に考えていきたいと思います。

①国際女性デー背景と現状

「リーダーシップを発揮する女性たち:コロナ禍の世界で平等な未来を実現する」

2021年の国際女性デーのテーマです。

皆さんの周りにはリーダーシップを発揮している女性はいますか。


そもそも国際女性デーが国連に定められたのが、1975年。
女性の権利と政治的、経済的な分野への参加を推進するために制定されました。

この日が選ばれたのは、1904年にアメリカで女性労働者が彼女たちの参政権を求めてデモを起こした日であるからのよう。

この国際的な日に、私自身が目にいくようになったのは社会人になってから。


毎年この日に出勤すると、メッセージカードとお花(トップ画)が会社から送られ、

会社の男性からは、「君たちのような強くて魅力のある女性と仕事を一緒にできて本当に光栄です。いつもありがとう。」と言われる。

「いや、もちろん男性もがんばってるやん。」って気持ちになる。

(言われて悪い気はしないのでぜひ周りの女性に言ってみてください笑)


世界に出ると、日本では認知できなかった女性を対象にした課題がかなり見える。

例えば
・女性だから男性と同様・同等な機会にアクセスできない。
・女性だからといってレイプされるから安心して外に出ることができない。
(実際よく考えれば上記は日本でもかなりあること。)

衝撃的だったのが、90年代頃まで(うろ覚え)、アメリカでは、ワクチンの治験は男性の体のみで行われていたやら、車の安全装置のテストは成人男性だけでやっていたやら。

こういった話が気になる方、ぜひ以下の本読んでみてください。

ある有名企業が、「世界一社員にやさしいオフィス」を作ったといって
その「やさしい」はかなり男性目線で、託児所などが設けられなかったり。

女性だけが育児をするわけではないけど、会社に託児所があるだけで働きやすくなる人は多いだろう。

また、ドイツにいた頃は、「ドイツ語そのものがセクシスト」ということをよく耳にした。

たしかにドイツでは職業名が男女では異なる。
学生だと、Student(男性)、Studentin(女性)といった感じに、女性の職業は、男性のものに "in"がつく。

ドイツ語もフランス語もスペイン語も男性名詞女性名詞があり、ジェンダー・ニュートラルな書き方が難しい。

そう思うと日本語では、私が子どもの頃看護婦と呼ばれることが多かった職業が、気がつけば看護師と呼ばれるようになった。

だけど、日本語の法律を読むと少し男性目線でかかれているなぁと思うことがあって、「せっかく日本語は男女分けなくても表記できるのに」と感じてからは、ちょっと気を使っている。特に、翻訳の仕事をする時は。

と、話がそれましたが、

ジェンダー問題に関しては、
「女性は頑張っている。男性が変わるべき。」と
日本では、言われることが多く、自分もそうだと思う(③で少し書く)。

でもやっぱり考えてみると女性のマインドセットも
まだまだ変えることができるとホント最近思うようになった。

②女子力と言う言葉

「女子というのはこういうものであれ」のような刷り込みが
知らない間にされすぎていて、
自分たちでも自分自身にアンコンシャス・バイアスを持ってしまう。

しかも雑誌とか広告でもかなり使われているし、
自分でも使ってしまうこの言葉。

だれが「女子」というものがこうあれと決めたのか。
もちろん「男らしさ」っていうものも一緒。

枠組みではなく、個人を見る大切さ。

ジェンダー関連ではないけど、余談
「海外から帰ってきて感じた日本社会の違和感①」

とある週末にプライベートで参加していた
ワークショップで冒頭に始まった自己紹介。
プライベートなのに、「XXということをOO会社でやっている△△です。」という自己紹介。

なんで「自分の名前の紹介より、会社の紹介をする」という、
かなりちっさいこと。でも違和感だった。

もちろんどんな仕事をしているかは気になるけど、
私は会社と対話しているのではなく、
プライベートの時間に参加しようとしたあなたと言う「個人」と
話がしたいのに、と違和感に感じました。

そこから、この感覚を忘れないようにするために、
違和感を感じたことはメモを取るようにしたのでまたどこかで紹介します。


女子だから、女らしい服装をしようとか話し方をしようとか仕事やスポーツをしようとか。

自分が楽しい・好きと思えることをするのが大切。

もちろん、女らしい服装をすることが楽しかったらこれは問題ではない。

③スポーツ界の女性の少なさ

大学生の頃から、スポーツを専攻しはじめて、
こうやってスポーツの仕事をしているいま。

私が触れてきたスポーツ界は、

・当時同じ大学のスポーツを専攻していた学生の約75%が男性
・学生時代に出会ったスポーツ系の研究者の先生方のほとんどが男性
・大きいシンポジウムをスポーツでしたら登壇者のほとんどが男性
・スポーツ系の集まりに行ったらほぼ男性

そう、超・男性社会。

もしかしたら「女性はスポーツに興味がない」といって一掃されてしまうようなことかもしれない。

女性のほうがスポーツ界で活躍するためには感覚が鈍いのかもしれない。

でもさ、スポーツを消費する人って男性だけじゃない。

男性とほぼ同数に女性も世の中に存在する。

スポーツ界は、「女性が少ない。女性のほうが劣る。」で
片付けるのではなく、無理にでも
女性の割合が半数になるようにセッティングするべきだと思う。
女性が機会にアクセスできるようにするべきだと思う。

日本だけではなく、海外のスポーツでもそう。
でも海外では、「無理やりでも男女半々になるように」気を使っている。

約1ヶ月前に起こった「森発言」で
日本のスポーツ界や社会が良い方向に変わることに期待する。

まだ日本社会におけるキャリアが始まったばかりで、
緊急事態宣言で外にいくことが少ない自分がまずできることは、
違和感があったとしても多様性を受け入れていくことだと思う。

性別だけではなく、障がい、国籍、民族、肌の色、宗教、、、
自分と違うから違和感はあると思うけど、受け入れていきたい。

そして、スポーツにはこの違和感を受け入れる力があると信じています。


と、何が言いたかったというと、

2021年、令和の時代にまだ男女の話してんのかよってことです。

もっともっと男女が活躍して、協力して、
やらないといけないことが社会にはある。


と、いったところで終わります。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

月曜日から一週間頑張っていきましょう!

(そしてよかったら月曜日は周りの女性に何か感謝の気持ち伝えてみてください。)

Kaho






いただきましたサポートは、次世代に残せるもの(国際キャリア形成自叙伝、メンターシップなど)の費用として活用させていただきます。