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#with -選手と代理人のストーリー-

高井和馬  #with #withTakai

代理人/JFA 仲介人はクローズドな存在だと認知されている。 
しかし現状は、JFA (日本サッカー協会)が FIFA 公認エージェント制度を廃止して以降、
JFA への“登録”によって、自由に誰でも 「JFA 仲介人」「サッカー選手の代理人」「エージェント」として、サッカー選手の契約交渉やマネジメントなど業務を行える時代になった。
私もその“恩恵”受けた側の人間の一人である。 
自由化されたことで、一からJFA仲介人として選手共に成長し、歩むことができている。そんな私が歩む各選手たちのとのストーリーを綴っていく。

題して、

#with

今回、高井和馬選手とのストーリー 


#withTakai  

始まる。

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【代理人という存在自体も知らなかった】


ー契約させていただいて4年目になりました。我々の出会いのきっかけを振り返っていきましょう。弊社にとって高井選手は3人目の選手。実際に視察し、交流し、契約し、プロ生活を共にスタートした初めての選手です。


高井:「出会いのきっかけは日本体育大学時代のチームメイトから突然、「代理人とか興味ある?会うだけでもいいから、会ってみない?」と代理人とかもわからない中で会ったのがきっかけでした。」


ー直接会うまでは警戒していた?


高井:「いや、特に警戒はしてなかったです。警戒というよりも、代理人っていうものがわからなかったので、どんな感じなんだろう?とは思っていました。」


ー代理人について知っていることはあったのか?


高井:「何も知らなかった。」


ー他の代理人、代理人会社の方とはお話をしたのか(お話していたのか)?


高井:「関根さんが初めて会った代理人で、その後、何人かの代理人の方とはお話させていただきました。プロ入る前だと、関根さんともう一人の方、プロ入ってからは、「代理人と契約しているの?代理人決めた人いるの?」ということは2、3回聞かれたことはありました。」


ー複数の代理人の方々とお話しをする中で、何を代理人に求める(求めた)ということは生まれてきましたか?


高井:「最初から求めているものはなくて、複数の代理人の方々とのお話し中で、少人数で自分を思ってくれる安心感みたいなものは、良いなと思うようになった。」


ー代理人という言葉の印象は? 


高井:「そもそも代理人という存在自体も知らなかった。だから関根さんとお会いする前に、鈴木政一さん(現在:ジュビロ磐田 強化本部長/当時:日本体育大学サッカー部 監督)に代理人について聞いたことがありました。政一さんの意見は「移籍を手助けしてくれるのが代理人で、プロ入り、チームが決まっていないのに今は必要ないじゃないか?」という意見でした。そこで移籍などを手助けしてくれる存在なのかな?っいう印象でした。」


ー代理人と契約して、契約する前と後、印象はどのように変わりましたか?


高井:「契約してみて代理人というものが分かっていった感じでした。なので、契約前の印象が変わったというよりも、契約してプロに入って、他の選手たちと代理人について話をする中で、(関根さんの)自分に対するサポートが“代理人のスタンダード”ではないことに気がついて、恵まれていると感じました。年齢も近いので(高井選手が94年生まれ、関根が93年生まれ)気軽に話せる存在なのもありがたいですね。」 


―うれしい言葉ばかりです。泣きそうです。


高井/関根:WWWW (二人で照れ笑い)


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