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冬夢春華似幻真

春の夢って、どんな夢?
待ちに待った楽しみの春を夢のなかで垣間見たときの気分は?
でも目が覚めた時、そうじゃなかったら?

フランツ・シューベルトの「冬の旅」第1部の第11曲で有名なドイツの詩人ヴィルヘルム・ミュラーの作品「春の夢」の主なポイントを七言律詩にせよ

冬夢春華似幻真
綠野鳴禽歡意新
寒窗晨曉烏啼冷
孤影蕭條夢裡人
花開葉綠盼佳期
擁吻歡愉兩情癡
更閉雙眸心猶熱
枝芽何日伴知己

現代日本語訳

春になって花が咲く夢をみた
緑の野原、鳥のさえずり、喜び、新鮮さ
夜が明けると、窓は冷たく、カラスが鳴き、寒いままだ
孤独なシルエット、荒涼とした夢見る人のメッシュ
花は咲き、葉は緑、晴れの日を待つ
抱き合い、キスし、ふたりは夢中
目を閉じて、心はまだ熱を帯びている
新芽はいつ最愛の人と結ばれるのだろう?

(343字)

2023年4月下旬頃からシロクマ文芸部の企画に毎週参加させて頂いています。2024年4月まで1年ぴったりの継続のつもりです。時々、漢詩(七言律詩)を投稿します。金曜午前の早い時間帯(可能な限り、午前5時前後)に投稿します。今回のお題は「春の夢」が書き出しでした。どうぞよろしくお願いいたします。

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