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Govtech Conference Japanの作り方①

https://youtu.be/6lRDk0LzsBI

去る2020年9月15日にオンライン配信されたGovtech Conference Japanは、経済産業省情報プロジェクト室が主体となって発信し、4回目の開催となるGovtechイベントだ。
https://govtechconfdx04.peatix.com

僕はその4回開催のすべてに、事務局として何らかの形で関わってきた。第2回以降は、ほとんどプロデューサーとしてイベント開催そのものを統括し、進めてきたと言ってもいいと思うが、第4回となる今回はオンラインイベントとなったため、より一層深く、僕のやりたい演出が実現できたように思う。イベントが終わったばかりで、興奮冷めやらぬ今、筆の勢いが衰えないうちに、このイベントの開催にあたり準備してきて来たことを、さながらメイキング番外編のように書き記したいと思う。

免責事項

こんなことを書かないといけないことを非常に悲しく思うが、さすがに行政機関が主催したイベントであるため、前もって断りをいれておきたい。
まず、ここに書いてあることは、1個人としての意見・発言であり、所属する機関を代表したものではないこと。
また、あくまで僕の経験したことをパブリックに共有することが目的であり、単なるフィードバックはありがたく頂戴するが、批判やご意見を求めているものではないことをご承知おきいただいた上で、この趣旨に賛同いただけない方はできれば、無言で立ち去っていただければと思う。
はっきり言って、そんなものに付き合ったりするCPUやメモリなどのシステムリソースがもったいない。

謝辞

グループブランドロゴ(スローガン入り・横・カラー)

本イベントの開催にあたり、配信機材の揃った会場を提供いただけた日土地ビル様に、最大の謝辞を述べさせていただくとともに、このnoteに記した内容を読んだ官公庁の広報担当者が、こぞってこの設備を利用するようになることを期待してます。

オンラインイベント開催曼荼羅チャート

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これ、まだ全然あらあらで完成してないんだけど、オンラインでイベント開催したいと思ったときに、ノリと勢いだけで考慮すべき事項が漏れて哀しい思いをしないようにまとめているもの。

今回、この9つの観点で章立てして、振り返っていきたいと思うけど、むりやり9つにこじつけてるので、すこし粒度が揃わないものもあるかも。

開催形態

これは早々にオンラインと決まり、その上で講演、対談、パネルディスカッションを念頭に、登壇者の候補が絞り込まれていった。

オンサイト開催ではワークショップ形式であったり、アンカンファレンスなどの取組も過去に行ってきたが、今回それらを組み込まなかったのは技術的な理由からではなく、時間の制約が大きい。

オンラインでは、通しで参加する人は少なく、また片手間に視聴する、もしくは後日アーカイブを視聴するという参加者が圧倒的に多いと想定し、いたずらに拘束時間が長くなるようなコンテンツは用意したくなかった。

とはいえ、単に固定画面の垂れ流しではつまらないし、インタラクティブな要素も入れていきたい。

オンサイトでのイベント開催においては、Sli.doのようなシステムを用いて、聴衆との対話を行ってきたが、今回はYouTube等に代表されるストリーミングサービスでの配信を用いるため、それらのコメント機能を活用することとし、また登壇者の方の一部はリモート参加であろうことからも、配信プラットフォームとしてStreamyardを用いることは早々に決めていた。

会場

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いくらオンライン開催とはいえ、高品質な音響と画像を提供するためには、できるかぎり一か所に登壇者を集めることが合理的である。そうすることで、当日の技術的トラブルの範囲も限定的になる。

会場はたまたま当てがあった。
旧郵政のとなりに日土地ビル様の官民連携を目指したコワーキングスペースSENQというのがあり、利用させていただく中で日土地ビル様とさまざま意見交換させていただく機会をいただき、今回の配信スタジオ「(仮称)ソーシャルネットワーキングHUB」の構想段階から関わらせていただいた。

地理的にも霞ヶ関に隣接しており、設備的にも個人の趣味の範囲をカバーし、それを超えて業務用に準じる配信設備を整えたこのスペース、官公庁の広報担当がどんどん活用し、毎日のようにここから情報発信される日が来るだろう。

ハードウェア

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標準機材は、ミキサー、マイク4本、カメラ2つ、スイッチャー、ハードウェアエンコーダー、録画用機器、配信用PCなどなど。
この写真はもう当日のセッティング風景だけど、下見の時と比較して、マイクが2セット増えていたり、家具が増えていたりしたのがありがたい。

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足りない機材は持ち込んだ。
Panasonic Lumix DCG-GH4、Canon EOS Kiss M、Sony ZV-1や、HDMIキャプチャ数種、HDMI・XLR等々のケーブルや変換機各種、配信用のPCとして2台、iPadやiPhoneやiRig2など(UDトークによる音声認識用)、あと返しのモニターとして外部ディスプレイ1つなどなど、細かいものあげるとキリがない。

正直な所、シーンがバッチリ決まってるわけじゃなく、設備面でも増減があったり、登壇者のリモート/オンサイト構成も流動的だったため、当日現場で臨機応変に決めて、やりきることが求められていた。そのために必要であろう剰余機材、バックアップ機材は可能な限り持ち込んだ。


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