【美容医療と恋愛３】その恋、あなたを幸せにしてくれますか？

美容医療はモテに効くが、「整形感」はモテを遠ざけ、モテるための美容医療は「顔かたちを変えない」とお話ししました。

何のためにモテたいのか？

次に大切なのが、何のためにモテたいのか？誰にモテたいのか？という事です。

何か始めるときに一番大切なのに、おざなりにしがちなのが『ゴール設定』です。大谷選手が学生時代に書いた『マインドマップ』という樹形図のようなものをご覧になったことがありますか？

野球選手として成功するというゴールのためにするべきこと、してはならない事を、超絶事細かに、具体的に明記しています。練習方法、食事、日常生活まで全てに渡って非常にストイックに考えていたことに驚きますし、それをずっと守り続けていることが大谷選手の強さの秘訣かもしれませんね。

恋愛においても似たようなことが言えます。ゴールが『恋のドキドキ』なのか、『安心と癒し』なのかで選択肢は大きく異なります。
それぞれの願う『幸せのかたち』は一つ一つ違うはずだからです。

あなたが求める恋愛は？

★誰もが羨む魅力的な人とドキドキする恋を楽しみたい★

1.　外見的魅力が高くモテる
2.　趣味や友人が多い
3.　ノリが良く感情の動きが大きい

このような感じの人の中から選んで、恋の駆け引きを楽しんでください。
ジェットコースターに乗っているようなハラハラ感が味わえると思います。

このような恋の問題点としては、恋のドキドキ＝脳内麻薬ドーパミンの作用ですので、ギャンブル、アルコール、麻薬、オンラインゲームなどと同様、依存性があります。

当人が無自覚な場合がほとんどなので、行動改善が図られず、永遠に恋のドキドキを求める『恋愛依存』に陥りやすいというわけです。恋愛依存の場合、ドーパミンが出なくなったら恋の終焉。ドリフの舞台替えさながら、「次行ってみよ～」となりますね。

★恋の切なさを味わうことが生きている醍醐味★

こういう方は、既婚者を選べば即刻で悲劇のヒロインになれるでしょう。
私くらいの年齢になりますと、様々な世代の男性たちの言動をさんざん見聞きしています。秘めるべき恋を語る御仁も多く、耳を傾ければ一定のパターンを見いだせます。

総じて申し上げますと、既婚者のオジサンたちも本人的には恋をしてはいます。男性更年期とは無縁で、仕事ができて稼ぎの良いチャーミングさ。口もうまいので、あなたのことをどれほど大切に思っているか、妻とはうまく行っていない、など語るのもお手のものです。

でも、断言しましょう、ほぼ確実に離婚しません。

離婚しない”理由”

1.　妻と家族を一番愛しているから
恋はあくまでデザート。一番大切な家族は捨てません。実際、愛妻家が多くて驚きます。

2.　離婚は困難だから
イメージする100倍過酷なのが離婚。子どもがいれば相当揉めますし、子どもと会えなくなる事態は避けたいもの。また、経営者の場合、税金対策で「妻が会社の理事や役員」だったり、「妻が会社の株を保有」などしていると、離婚を機に株価暴落＆倒産リスクも。厳しい言い方になりますが、そんな危険を冒す価値は不倫相手には無いのです。

3.　離婚する意味を見出せない
男性が困難に立ち向かう場合、報酬が必要です。離婚のメリットがあなたしかない場合、すでにあなたを得てしまっているわけですから、離婚せずに関係を引っ張った方が圧倒的に楽。「別れてくれたらお付き合いします」ならともかく、もうお付き合いしちゃっているのですから、必然的に立場は弱いわけです。

以上から、「妻とは別れるから」は大嘘だと心してください。
若い時間は一瞬。貴重な時間を捧げる価値があるかを、今一度考えてくださいね。

悲劇のヒロイン恋愛の魅力

悲劇のヒロイン恋愛は独特の魅力があるでしょう。
お相手も、後ろめたさから、高級店での食事やプレゼント、甘い言葉をかけてくれるかもしれません。人間が生きて行く上で避けられない日常生活、育児、親戚との行事や書類関係など面倒臭いものいっさいがっさいは奥様が引き受けてくれているから、非日常の上澄みだけを楽しめますしね。
不倫相手は、一時的にお借りしているレンタル品に過ぎません。シミやシワを付けず、そのままの形で奥様にお返しするのが人としての仁義です。

それでも、どうしても、一発逆転を狙うなら背水の陣で臨むしかありません。半年後や1年後にデッドラインを設け、それまでに籍を抜けなければ別れると告げることです。実際に叶えられる人はごくわずかですから、約束の時期が来たら二言は無くきっぱり別れることが大事。だらだら続けると、ミス日本のスキャンダルのように社会的制裁を受ける可能性もあり、女性側が大損です。

(なお、上記に関しては、倫理的観点とは完全に別の視点から論じていますのでご了解ください。)

恋愛依存でドーパミン過多恋愛タイプも、悲劇のヒロイン恋愛タイプも、初めの半年くらいは綺麗になります。でも、不思議なことに、それ以降は不幸な影が肌にも顕れはじめてしまいます。

ドーパミンはアドレナリン・ノルアドレナリンの前駆物質である神経伝達物質です。適正量であれば、喜びや快楽、意欲を増す作用がありますが、不安や嫉妬、自己肯定感の低下は睡眠の質や栄養の吸収を妨げるので、肌の調子にも影響する可能性があります。

★たった一人の人に愛し愛されること★

お相手選びの条件のなかで、
1.　嘘をつかない・約束を守る
2.　あなたを最優先する
3.　あなたを傷つけない
この3つの条件は譲れません。
おのずと、彼女持ちや既婚者は除外されるでしょう。

どうしてこんな話をするのかって？美容医療の効果を最大限に高めるためには、精神的な安定が欠かせないからです。
医師になって四半世紀も過ぎますと、診察室に入っていらした瞬間に、治療が上手くいくかどうかが分かるようになりました。

美容医療でますます綺麗になるタイプ

この共通項は5つ。

1.　ポジティブシンキング
　　良くなった点を喜ぶことが出来る
2.　素直
　　アドバイスを受け入れる寛容さがある
3.　自己肯定感が健康的
　　そのままの自分も愛せている
4.　精神の安定性
　　不安を感じにくい
5.　丁寧な暮らし
　　ちゃんと食べてぐっすり寝ている

恋愛は幸せになるための一つの要素にすぎません。
恋愛至上主義もどうかと思います。
いい大人が恋愛で振り回されていると「おいおい頭の中お花畑か？ちゃんと仕事しろ」ってツッコミたくなりますよね。
でも、古典から現代まで、小説、戯曲、詩歌、歌曲、様々な芸術において恋愛は大きなテーマ。ぶっちぎりの１位と言ってよいでしょう。

やはり恋の苦しみも喜びも、人生のスパイス。
後で思い出して楽しむもよし、人間性の奥行きを深める経験として肥やしにするもよし。囚われ過ぎず、おろそかにし過ぎずくらいがいい加減かもしれません。

そして、どうか忘れないでください。あなたの心を捧げる価値の無い相手は断捨離しましょう。
私はいつでも女の子の味方ですから。