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読んだ本・マンガのレビュー・感想 2023.5.11~5.31

評価の目安
★3.0 ふつう。心が動かされなかった。
★3.5 良い。読んでよかった。
★4.0 すごく良い。何度も読みたい。
★4.5 最高に良い。出会えてよかった。


ゴ・エ・ミヨ 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 ★3.7

★3.7
国際的な影響力においてはミシュランガイドと並び立つと言われる、グルメ本、ゴ・エ・ミヨ。2017年の日本版刊行から最新の2023年まで全巻買ってみた。
各店舗のコメントを読むと、しっかりとした取材を定期的に行い、強い思いを持って記事を書いているのが、ひしひしと伝わってきて、非常に好感が持てる。比べるのもどうかと思うけど、正直ミシュランガイドはいかにも通り一遍のことしか書いていないからね‥‥。実際、飲食店で話を聞くと、ゴ・エ・ミヨはミシュランよりも好意的に評価されていることが多いように感じられる。

ただ、個人的にネックなのは、ミシュランが料理のみを評価しているのに対し、ゴ・エ・ミヨは飲食店における体験すべて、すなわち予約の電話から見送りまで料理以外の体験も含めた評価しており、その内訳がブラックボックスとなってしまっていること。
もちろん食事を楽しむにあたって料理以外の部分を評価するというのは妥当性があるし、僕も決して見過ごしてはいけない点だとは思う。でもそれらすべてをひっくるめた総合評価しか分からず、料理が何点なのか内訳が分からないとなると話は違う。

これが「ミシュランガイドで星を取っているからその店に行く」「ゴ・エ・ミヨに掲載されているからその店に行く」と、権威だけでものを楽しむ、自分の評価を他人に委ねるタイプの人間にとってなら別に問題ないのかもしれない。
でも僕にとってグルメガイドは、より良い自分の体験を探すための単なる手がかりにしか過ぎない。グルメガイドでどれだけ高い評価を受けていようと、僕にとってゴミであればゴミだ。事実、両グルメガイドでは高い評価を受けているお店の中に、僕にとっては平凡で失敗だったと思ったお店はいくつかある。

したがって、グルメガイドを活用するには、それが自分にとって役立つ手がかりとなるのかどうかを判断する必要があり、その判断をするためには、自分の感覚とそのグルメガイドの評価がどれだけ一致しているかその度合いを測る必要がある。
そんな中、そのグルメガイドの評価がせめて「料理」という範囲に限定されていれば、その一致度合いは測りようがあるが、「予約から見送りまですべて」とあまりに広い範囲をカバーしているとなると、もはや自分の感覚と何がどれだけ一致しているのかはほとんど判断できなくなってしまう。

そんなわけで、とても素敵なグルメガイドではあると思うけど、自分にとって役には立たない、と判断せざるをえなかった。


カナン様はあくまでチョロい 3巻 ★3.7

★3.7
絵が最高。


まひるのランチずし 2巻 3巻 ★3.7

★3.7
完結。ぼくはもう新規のお寿司屋さんって行かないけど、こうやって食べたことのないネタや、新しい調理法のお寿司を食べるのはきっと楽しいよねー。そういう出会いが楽しく描かれていてよかった。


新婚のいろはさん 7巻 ★3.6

★3.6
体験と想像と妄想がないまぜになっている感じがして、ときどき気持ち悪さを感じてしまう。


ちはやふる 50巻 ★4.0

★4.0
完結。
まあね、よかったですよ。よかったんだけど、恋愛の畳み方がいかにも夢見がちな女の子の描かれ方だったのが、ちょっとすっきりしなかった。
まあ読者層を考えたらこれが最適解ってことなのかな。


NとS 7巻 ★3.7

★3.7
金田一先生のピークに比べるとどうもお話の弱さが目立つように感じる。
読者を意識した、引き込まれる、読ませるような面白さではなく、描いている自分自身も頭を使わず即物的にただ快楽を得られる話を描いている感じ。
育児にエネルギーを取られて、創作にエネルギーをさけてないのかな…。


賭博堕天録 カイジ 24億脱出編 22巻 ★3.9

★3.9
それはさすがに通らなくない!?


GANTZ:G 全3巻 ★3.7

★3.7
GANTZ無印に準拠して考えると、100点の敵ってこんなに弱くないはずでは。
作品としては、GANTZの世界をサクッと早送り気味で楽しむには良いと思った。GANTZシリーズはわりと冗長なので。


今日のぽよるし 2巻 ★3.6

★3.6
今回は完全に育児話。でも1巻に比べると朗らかで楽しい雰囲気でした。


ぱちん娘。 3巻 ★3.9

★3.9
クズを楽しく描いているのが本当に良い。
新キャラがぱちん娘たちを見下してるのもいいよね。


ふたり生徒会 全7巻 ★4.0

★4.0
ゆずチリ先生の作品が読みたくて。
書名の通り、2人きりの生徒会の話なんだけど、メインキャラは常に2年生1人と1年生1人で、2巻ごとに2年生が引退することでメインキャラが入れ替わる斬新なマンガ。
たった2人のキャラクターの掛け合いを楽しむ作品だから、そんなことしていいのかと思っちゃうけど、なかなかどうして新キャラが毎回魅力的で既存キャラとも相性良く面白い掛け合いが生まれてるのがすごい。
残念ながら最後の2人はそんなに面白くならなくて、ここ1冊でおしまい、って感じだったのかな。


漫画学科のない大学 1巻 ★3.9

★3.9
同じゆずチリ先生の作品で、自身が東大生だったころのことをフィクションまじりで描いたもの。
独特な文化の中での独特な大学生活を淡々と描くのが面白い。好き。


Dr.Eggs ドクターエッグス 5巻 ★3.8

★3.8
そうか確かに医科って広大で深遠で、分かってないまだまだ解決できないことがあまりにも多いもんな、あらためて。
歯科は逆に口腔内についてはかなり明らかになっている部分が多くて、それを臨床家が勉強してなかったり、臨床に落とし込めてなかったりすることが課題。あるいは、その質を高めるためのテクノロジーの発達が将来像としてある、って感じだもんな。


あおいさん延長お願いします 2巻 ★3.7

★3.7
カレーそうめんのエピソードは、こういうことあるよねそのとき食べたいって感じたものを食べるのが一番よ、って思った。良い話。
あと、高級中華の話を読んでて、こういう高級料理を食べる経験を積んで食の解像度を上げるとまた楽しいよ、って思った。


明日、私は誰かのカノジョ 14巻 ★3.8

★3.8
今回の話の息苦しさがどこにあるんだろうと思ったんだけど、男の話も女の話も、出口や終わりが見えない苦しさにあるのかな。
まあ雪の話は上向いてきてはいるんだけど…まだトンネルの中にいると思う。


ジャンケットバンク 11巻 ★3.7

★3.7
うーん、この結末に持っていけるだけの必然性は読者に提示されてたっけ? もやもや。
あと1冊の半分以上がゲーム以外の話だとさすがに長い。


顔に泥を塗る 7巻 ★3.5

★3.5
話題といい流れといい、いかにも少女マンガって感じ。薄っぺらい。


Shrink~精神科医ヨワイ~ 10巻 ★3.8

★3.8
医学生のころの学びの話はまあ分かるんだけど、弱いかなあ。
なぜって、それは日頃からヨワイが実践していることがこれまでもずっと描かれているさ。いまさらそんな話をされてもなって感じがしてしまった。


ドラフトキング 15巻 ★3.7

★3.7
こういうレベルの違いとか、試合の勝ち負け以外のところでの勝負とか、っていうのは独特な話で面白い。


アリスさんちの囲炉裏端 3巻 4巻 ★3.8

★3.8
完結。
もうほとんど囲炉裏じゃなくなってたね?
でも二人の関係性を発展させるのかさせないのかお互いが探り探りな感じ、よかったです。


リバイアサン 全3巻 ★3.8

★3.8
宇宙船の中で生き残りをかけた子供達の争いの話。まあまあ。
もう一歩踏み込んだマンガが描ければ傑作になるという気がするので、次回作にまた期待したい。


カッコウの許嫁 17巻 ★3.7

★3.7
女の子はべらせてるシーンがどうものっぺりしていて気になった。
それ以外はいつも通り。


星屑の王子様 1巻 ★3.8

★3.8
ホストのマンガ。
知ってる部分の理解を深めたり、知らない部分を知ったりと勉強になる。


フラジャイル 25巻 ★4.2

★4.2
そうだよね、医科・歯科の世界って年功序列で、年上の人にはたとえ自分の方が専門家でも、モノを教えたり、まして意見するなんてとんでもない、っていう価値観の世界だもんね。腐ってるとは思うけど、事実としてこういうことある。


魔法少女・三十路 2巻 ★3.9

★3.9
一発ネタの勢いがまだ残っていて良いと思います。


廃バスに住む 4巻 ★3.6

★3.6
もう住んでるとはいえなくない?


メダリスト 8巻 ★4.1

★4.1
シリアスとギャグのギャップある面白さは今回も健在。
本当の天才が誇る圧倒的な強さ、それに追いすがる小さき天才の躍動。続きが楽しみ。


ソアラと魔物の家 1巻 2巻 ★3.8

★3.8
魔物のために理想のおうちを作るドワーフ達と、人間の剣士が共に旅するお話。ちょっと現実離れしている(ファンタジーなのでそりゃそうだけど)きらいはありながらも、独特な切り口のテーマを気持ちよく描いていてとても良い。
作者のまだ荒々しくて凸凹した才能が今後どう花開いていくかも含めて楽しみ。


ブレス 3巻 ★3.9

★3.9
月並みな感想だけど、メイクの持つ力ってすごいよね、っていうのが一番。


テレワァク与太話 ★4.1

★4.1
なんとなく目に止まって買ったら、『あせとせっけん』の山田金鉄先生の作品だった。
テレワークしてるSEと、考古学やってるお隣さんが仲良くなっていく話。
たったの1巻で終わらせるのがもったいないほどキャラクターと設定が作り込まれ、物語が丁寧に描かれていて、本当によかった。
メインキャラのお二人、どちらとも大好きです。


山田金鉄短編集 全軍奮闘! ★3.6

★3.6
ということで同じく山田金鉄先生の作品を。
うーん、短編だといまひとつ力がこもってないような。ピンとこない。


かさねと昴 1巻 ★3.8

★3.8
続いて山田金鉄先生の最新連載作品。
女装男子と友人関係→恋愛関係なお話。
こう言葉にするとそれほどややこしい感じはしないんだけど、実際に読むとなんとも複雑でやや要素が渋滞しているきらいがある。けど今後も楽しみ。


昭和のグラゼニ 1巻~4巻 ★3.6

★3.6
グラゼニ』のスピンオフで、昭和の時代の大学野球あたりからを描いたもの。原作が同じ森高夕次先生で、絵は別の川先生。
大学生が主人公というのもあるんだろうけど、ただ淡々と「こういうことがありました」とプロ野球のできごとを描いている場面が多くて面白みが薄く、ゼニ感も弱くてあんまり。


のぼる小寺さん 全4巻 ★3.7

★3.7
ボルダリング部の女子高生 小寺さんを中心に描いたマンガ。
2015年にもうこんなマンガあったのね。
正直特にどうという作品ではないんだけど、部活ものって好きなので、やりたいことにひたむきに打ち込んでる姿をただ見ているだけで楽しかった。


追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。 ~俺は武器だけじゃなく、あらゆるものに『強化ポイント』を付与できるし、俺の意思でいつでも効果を解除できるけど、残った人たち大丈夫?~ 4巻 ★3.7

★3.7
今回も毒のあるギャグが相変わらずで好き。
だけど1巻の尺があったら、やっぱり付与で無双する描写はもうちょっと欲しかったかな。


ゲーマーズ×ダンジョン 僕はゲーム依存じゃない 2巻 ★3.5

★3.5
どうも楽しめない理由を考えてみたんだけど、作品の質の問題以外だと、主人公の魅力の問題かも。主人公に弱さがあるのはまあいいと思うんだけど、依存症という弱さを持ってるだけじゃなく、単純に良いところがないよね。でもなぜか若くて美人な後輩が慕って助けてくれる、っていう不自然さがそれを強調していてなおさらなのかも。


アオアシ 32巻 ★4.1

★4.1
福田の話も悪くはないんだけど、過去の話っていうところと、もう完成が見えてる感じがして‥‥。やっぱりアシトという才能と成長の物語を見たい。


マンガで分かる心療内科 25巻 26巻 27巻 ★3.8

★3.8
いつもの。
ニーチェは現代に適用するとちょっと古いところあるよねというのと、薬物依存はちょっと勉強になってありがたかったんだけど、純真な若者達が読んだとき逆に薬物を試してみたいという興味がわいてしまう気もするなと思った。


岸辺露伴 ルーヴルへ行く★3.9

★3.9
いやこの敵強すぎない? 露伴以外じゃ無理じゃない?


水曜姉弟 1巻~4巻 ★3.7

★3.7
両親の再婚で26歳の姉と13歳の弟が姉弟になって、毎週水曜だけ一緒に過ごすことになった話。
とにかくアルコールっぽいものを作るので、アルコールが好きなんだろうなっていう。
この二人の関係が恋愛に発展せずきちんとお互いにお互いを思う姉弟のまま仲良く過ごしてほしいなと思う。


異世界ソープランド輝夜 5巻 6巻 ★3.4

★3.4
特に読み続ける理由もないんだけど‥‥。


辛辣なるグルメ 4巻 ★3.7

★3.7
主人公の食に対する思いがちぐはぐで腰抜けなんだよな。
テーマは良いのに。
作者自身が美食に対する確固たる信念を持っていないし、それを創造する力もまだ持ち合わせていないんだろうなと思う。


マジメサキュバス柊さん 4巻 ★3.7

★3.7
完結。
ライトなギャグマンガとして勢いが衰えない範囲のちょうどいいところでしっかり終わって良かったんじゃないでしょうか。


女性に風俗って必要ですか?~アラサー独女の再就職先が女性向け風俗店の裏方だった件~ 1巻 ★3.6

★3.6
内容は書名の通り。
考えてみれば当たり前だけど、女性用風俗のキャストもやっぱりこう‥‥えっと‥‥勉強が苦手だった方たちが多いのね。そりゃそうか。
そしてお値段も安いんだねえ。90分1.5万円かー。


タワマンに住んで後悔してる ★3.6

★3.6
田舎から東京のタワマンに引っ越してきたら、そのつもりもなかった中学受験に巻き込まれ、ママ友達ともうまくいかず、旦那も仕事で手一杯。
そんな主人公家族の物語なんだけど、一番好きなのは、専業主婦のママ友ボスの話。商社勤めだった旦那が起業に失敗し、奥さんが「埼玉なんか住みたくない」って泣いた後で、「埼玉方面の方はお乗り換えです」っていう電車のアナウンスのなか池袋で乗り換えるシーンです。


手玉に取りたい黒木屋さん 5巻 ★3.6

★3.6
完結。
さすがにそろそろお互いの関係をはっきりさせないとっていう進行だったし、付き合い始めたらおしまいって感じの物語だったので、よかったんじゃないでしょうか。
あと黒木屋母わかる。


ナガノのくまの本 1巻 2巻 ★3.9

★3.9
いや怖っ!
ナガノさんの狂気をビシビシ感じる。
ただ非現実的な世界を描くだけじゃなく、ときどきクマを使って現実世界に引き戻そうとしてくるからなおさら狂気が際立つ。
3回読んじゃった。
これが次の作品でちいかわになったと思うとつくづくすごいよねえ。


おでかけ子ザメ 3巻 ★3.9

★3.9
さめー。
癒やされる。


月曜日のたわわ 7巻 ★3.6

★3.6
いつもの。
いまさら語るのもアレなんだけど、こう大きなおっぱいが魅力のマンガなわけだけど、エロさというか色っぽさというか、そういうのはないよね。
実在性を感じない。乳首の存在を感じないからかな。わからんけど。


以上
ビジネス本類 7冊
マンガ 74冊

今回の読み返しは(新刊のシリーズの読み返しを除くと)『今際の国のアリス(全18巻)』。


おまけ:ゲームの記録

Factorio

続き。
総プレイ時間1206.1時間。


noteの執筆については、建設計画集の更新と、クリア後用建設計画集の新規執筆。
ただ、コードが長すぎて29万文字あたりでエラーを起こしてしまったのが悩み。
クリア後記事はひとつにまとめたいのだが‥‥。


YouTubeで#24~#39を投稿。
チャンネル登録者数32→71人。


動画の進行としては、ゲームクリアして、メガベースに取り掛かり、グリッドも構築し始めたところ。

次回までにメガベースの動画が一通り終わるかなー。


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