読んだ本レビュー2020.11.1~11.10

評価の目安
★3.0 ふつう。心が動かされなかった。
★3.5 良い。読んでよかった。
★4.0 すごく良い。何度も読みたい。
★4.5 最高に良い。出会えてよかった。


『やり抜く力』
★3.4
何年か前に流行ったGRITの話。
当時も1~2分でさらっと全体は眺めたんだけど、今度これについて話を聞く機会ができたので、事前に復習しようと思って読んだ。

成功するには才能と努力の両方が大事だよ、っていう超当たり前の話。
で、努力傾向を「グリット」と表現し、それはグリットスケールという手法で推定できますよ、というだけの話。
グリットはその人のポテンシャルを推定するものと定義されるので外部の力によって改善するものではないし(子供なら伸ばすことはできるが)、かといって採用試験に使うにはあからさまな(受験者が見ればどの回答がポジティブなのか簡単に分かってしまう)内容なので頼りになりそうにない。
つまり、グリットという概念を理解したところで役に立たないのが悲しいところ。

ただ、グリットの定義とは別に、どうやったら頑張り続けられるか、という点については語られていくので、それについて学びがある人は学びがあるかも。
といっても、基本的にN=1のエピソードが根拠で説得力に欠けるものが多いが。


『デンタルハイジーン』
★3.7
2018年5月号 38巻5号:ちょうどプロービングで確認したいところがあったからよかった。OHIも参考になる。
2018年8月号 38巻8号:スマートブラッシングは従来のようにバイオフィルムの量ではなく質に着目する概念は理解したけど、それの生かし方がよく分からないな。これ「別にプラークコントロールの手を抜いてもいいよね」って言ってるだけだよね? あとPPD4mm以上でBOP(+)だったら機械的に外科処置とか矯正の先生とはいえ乱暴だなあと思った。
2018年10月号 38巻10号:特になし。
2018年11月号 38巻11号:顎関節症。
2019年1月号 39巻1号:そうかアメリカの衛生士さんはアシストの教育しないのね。まあアメリカ人は健康を守るっていう視点持ってないもんね。そうなるか。症例といい医院紹介といい今号はちょっと内容が良くなかったな。


『帯をギュッとね!』
★3.1
柔道部の話。『とめはねっ!』がすごく良かったので同じ作者ということで読んだ。
女性の髪型といい、ギャグといい、お膳立てされた設定といい、いかにも‘90年代のマンガ。柔道部をネタにしたドタバタギャグマンガという感じで柔道そのものの描写が弱くいまひとつ。


『ちひろ』
★3.4
本来後に読むべき『ちひろさん』の方を先に読んじゃった。こっちはちひろが風俗で働いてた時代の話。
ちひろというキャラそのものは一貫性があるんだけど、周りの人や描かれ方として見ると『ちひろさん』の方が世界が広くて人間関係も深いから、そっちの方がずっと面白いかな。


『範馬刃牙』(初期シリーズ第1巻のAmazonリンク
★3.8
主にピクルのシリーズ。
規格外の相手に対して、進化したドリームメンバーが戦いを挑む展開が熱い。


『BLUE GIANT』
★3.2
サックスでビッグになってやるぜっていう高校生の話。
これから大出世していく話なんだろうけど、ひたすら助走助走で1巻が終わってしまった。うーん。
ライブの演奏にお呼ばれしたけど追い出されちゃったエピソードって、演奏としての全体の調和を考えず一人暴走して音楽を破壊してしまった話だと理解したんだけど、そうだとすると高校生にもなって演奏の全体像が見えず顧客側の視点もなく自分が気持ちよくなるプレイしかできない主人公って、明らかに才能なくない? そんなのごくごく平凡な一般人だってもっと幼い段階で普通に身につけてる能力だからね。


『メロポンだし!』
★3.4
宇宙人の小学生がやってきて芸能人になろうとする話。
こういう子供があんまり好きじゃなかったわ。ごめん。


『きせかえユカちゃん』
★3.9
なんか絵柄もノリも東村アキコ先生っていうより安野モヨコ先生に近くない?
3巻あたりからは東村アキコ先生らしくなってきてるかな?
どっちにしても面白いけど。
途中で休載になっちゃったのが残念。


『百姓貴族』(第1巻のAmazonリンク
★4.0
「メッシー君。飯食わせてくれる…つまり農家ですね。」「アッシー君。高級会社…つまり農家ですね。」「令和の令月は春の初めのなにごとをするにもよい月の意。すなわち作付けによい月、つまり農家ですね。」→なるほど。
あとホームシックならぬ「毛ロス」わかる。


『テロール教授の怪しい授業』
★3.2
その名の通り、テロについて色々語ってるマンガ。
ああこれを面白いと思う人はいるだろうなとは思うんだけど、こういうのはもうとっくにさらっと通り過ぎたマンなので、特に面白くはないかな。


『鉄拳チンミ』
★3.8
拳法少年マンガ。
「そうはならんやろ」とツッコまざるをえない展開が目白押しだけど、少年マンガらしいシンプルな話で親しみやすい。
どの戦いでも曲がりなりにも強さや勝ち方の理屈を説明していくところに好感が持てる。


『チェンソーマン』(第1巻のAmazonリンク
★4.4
えっ。え~。なんで? うわー。


『姫様“拷問”の時間です』(第1巻のAmazonリンク
★4.0
今回もトーチャーと魔王と剣に萌える回。


『Dr.STONE』(第1巻のAmazonリンク
★4.0
ライバルとの戦いが始まった感じだねー。


『今日のさんぽんた』
★4.2
おバカな女子高生としっかりワンコの掛け合い。女子高生がボケ、ワンコがツッコミ。
ついついふふっと笑いがでる楽しさが良い。
「近づかん方がええ」って女子高生が言ったのに対する、「そうか、あれの匂いも嗅いでおくべきだと思うが」っていうワンコの独白シーンが好き。


『悪魔のメムメムちゃん』(第1巻のAmazonリンク
★4.0
今回も変わらぬ面白さ。
「家と職をうばっていただきありがとうございますと言いなさい」
いやー次が最終巻か。残念。


『ニートくノ一となぜか同棲はじめました』(第1巻のAmazonリンク
★3.6
新キャラの登場が連続する巻。
もっとしづり中心の話が見たいかな。


『左ききのエレン』(第1巻のAmazonリンク
★3.4
光一の話ばっかりなので、凡人が頑張ってるなー、くらいの感想しかわかずあんまり…。
「他人が作った組織で主義を通すのは限界がある。目を瞑るか目を覚ますか二つに一つだ」→このセリフ、かっこよさはないんだけど言ってることは好き。


『パラレルパラダイス』(第1巻のAmazonリンク
★3.6
安定のエロ。
今回はバトルがなくハラハラする展開なし。


『アルキメデスの大戦』(第1巻のAmazonリンク
★3.8
いやなんでいきなり爆弾落とすねん! まずこっちに都合がいいこと説明して「ええやん、ええやん」みたいな雰囲気作ってからにしない? って思っちゃうよね。まあだからマンガになるんだけど。


以上
ビジネス本類 6冊
マンガ 101冊

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