読んだ本レビュー2020.9.7~9.13

評価の目安
★3.0 ふつう。心が動かされなかった。
★3.5 良い。読んでよかった。
★4.0 すごく良い。何度も読みたい。
★4.5 最高に良い。出会えてよかった。


★3.5
豊富な事例を用いて値づけをキーワードに利益構造について解説した本。内容が具体的で分かりやすく読みやすい。
まあ自分の仕事が不動産と歯科なのでこれを直接的に応用できるかというと難しくて、具体的なアクションは思い浮かべられなかったんだけど‥‥。将来何かつながるといいな。


★3.2
自ら失敗の被害をこうむってこそ学ぶことができる、という話。エビデンスはなく成功事例を引用しているだけだけど、まあ結論は正しそう。
ただ、著者も指摘しているように世界は複雑系なので、じゃあすべての状況で身銭を切らせる、膨大なリスクを負わせる、ということが必ずしも良い学習やアウトプットを導くかというとそうとも言い切れない。それにたいていの専門家はすでに失敗の代償を払いながら生きているし。
自分の場合は仕事に関わるすべてでリスクを負っているので改善の余地はないし、かといって従業員に対し追加でリスクを負わせるべき状況はいまのところ見当たらない。今後新しい何かが出てきたらかな。

割と広範な事例を取り扱っていて、リスクを取ることで能力を高めるだけでなく、逆にリスクを取らせないことでコントロールしたりする(牙を抜き奴隷にする)事例なんかも興味深い。
あと洋書でこういう「大衆をバカにする芸」するのって珍しいよね。適菜収先生を思い出した。


★3.5
77人の様々な職業の人達に今年4月の日記を書いてもらったもの。
コロナで非常事態宣言が出ていたまさにそのときなので、その環境下での変化が描かれているんだけど、本当に素朴にその人の生活がそのまま書かれている場合もあれば、ガッツリ人に読まれるのを意識してしっかり解説までしてくれる日記もあったり。ドラマやゲームの固有名詞がポンポン出てきていかにも本物の日常が見える気がする。
こんなところにこんな影響が、というケースもときどきあって、思わぬところで経済の勉強にもなった。


★3.5
星野リゾートで取り組んだ内容について、そのホテルがどういう状況で、どう考え、どんな活動をしたのか、バックグラウンドとなった書籍は何か、について解説している本。
各書籍のエッセンスも説明してくれており、本を買うための解説としても使える。古典が多い。


★3.4
ゲーム制作会社のデザイン部(?)、女子オンリーでワイワイする4コママンガ。


『ブラック・ジャック 第1巻』リンク(Amazon)

★4.0
ブラックジャックって世界一の外科医って位置づけで描かれてるけど、決してなんでも治せるわけじゃないんだよね。今回もそういう話が出てくる。
助けられない、ハッピーエンドになるとは限らない、っていうことは先が読めない楽しさがあるし、物語のパターンが増え、深みも出る。でも下手すると「ブラックジャックはたいしたことない」っていうメッセージも与えかねないのでさじ加減が難しい。
同じ医療マンガでいうと例えば今なら『フラジャイル』なんかがあるけど、主人公に患者が救えないことはあっても落ち度があるような描かれ方はしないし、死の中にも救いがある描かれ方をするんだよね。そこが違う。
そういうところもすごいし当時のマンガの描かれ方みたいなものも感じるし面白いな。

今回は7巻シャチのトリトンの話が一番好き。6巻あたりからまた質が上がってる気がする。


『魔入りました!入間くん 第1巻』リンク(Amazon)

★3.1
準備回。なので結果が出てない分いつもよりカタルシス的展開が弱め。


『弁護士のくず 第1巻』リンク(Amazon)

★3.7
10巻で完結。
DVの話が一番心が痛む。


『プラチナエンド 第1巻』リンク(Amazon)

★3.1
世界をどうすべきとか幸せだとか愛だとかずっと幼稚なことを話してるだけの巻。
"万物は始まりから終わりまで決められた一連の動きしかしていないのだよ"
それは古典物理学なんですが。世紀の天才なのに何百年前で勉強が止まってるんですか米田博士(笑)。


『地獄楽 第1巻』リンク(Amazon)

★3.5
今回は戦いに向けて主に話し合いをしている感じ。


『異種族レビュアーズ 第1巻』リンク(Amazon)

★4.0
最も美しく最も理想的な多様性の世界を描いている芸術作品 第5弾。


『最後の秘境 東京藝大: 天才たちのカオスな日常 第1巻』リンク(Amazon)

★4.2
実在の藝大生の姿が今回も面白い。三味線とか、ブラジャーウーマンとか、こういう本物の天才の心の内を垣間見ることができるのって最高じゃないですか?


『進撃の巨人 第1巻』リンク(Amazon)

★3.0
惰性で買って積んでたのを読んだけどもういいかなー。あっちもこっちも思惑と行動がゴチャゴチャしてて面白くない。これだけ複雑なのにその複雑さをきちんと理解させるだけの描写ができていないし、複雑さから生まれる面白さが表現されているわけでもないように思う。
これちゃんと楽しめてる人どれだけいるんだろう‥‥。


『将棋の渡辺くん 第1巻』リンク(Amazon)

★4.1
今回もすごくいい。好き。渡辺三冠のかわいい日常が観られて、それもただの日常でなくときどき将棋とのつながりで「なるほど」と思うこともあって‥‥。読んでいて楽しい&ありがたい気持ちになる。


★3.0
予約なしの夜間診療を受け付けている歯医者の話。
腕がいいふうに描いてるけど説明や処置の不適切さを考えると実際はヤブだなー、って感じで終わった。


★3.8
3巻で完結。同じく歯医者マンガないかな、って探して見つけたんだけど、なぜかこっちも夜間診療の歯医者。主人公は歯科助手。
歯医者さんの話というよりは、歯医者を舞台にしたギャグマンガ。
主人公も天然なのでほんわかする。


『ようかい居酒屋 のんべれケ。 第1巻』リンク(Amazon)

★3.7
いつものドタバタ。絵がキレイでずっとながめてられる。


『マンガで分かる心療内科 第1巻』リンク(Amazon)

★3.3
どんどん登場人物が増えてるけど意外と大丈夫だな。


★3.5
ほぼイラスト集。ほたるはやっぱりええな、ってなった。
あとまあ何か一つだけでもすごい能力を持っているのであれば他がすべてポンコツでも外注すりゃいいやん、って思っちゃうよね。


★3.3
『だがしかし』と違ってゆっくりお話が進む感じで、思い切りのいいノリはない。ただ話が進むにつれてギャグのキレは少し復活してきたかな?


★3.7
シュール系のギャグマンガ。好き。


『わざと見せてる? 加茂井さん。 第1巻』リンク(Amazon)

★3.2
ファミレス回。


『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました 第1巻』リンク(Amazon)

★3.3
今回もゆるい無双生活。
力比べしようぜ。


★3.3
遺伝子で職業適性や結婚相性が分かってしまう世界の話。
作者が設定を乗りこなせていない感じだけど、設定自体は面白そうなので、今後の伸びに期待。


★3.4
えっ、それはこわいね。っていう感じの女の人が次々と登場するマンガ。
無能の鷹』みたいな非現実的な人物像じゃなくて、いかにもいそうな困った人達ばかりで、あんまり見てるとちょっとつらくなってくる。
修羅場・離婚系のまとめサイトみたい。


以上
ビジネス本類 4冊
マンガ 44冊

無題

今週は丸2日お仕事でつぶれたのとメタルマックスゼノリボーン発売で、読んだ本少なめ。

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