すべり台をすべりましてというメモ
先日、息子が初めて1人ですべり台をすべることが出来た。
これまで全力で拒否していたすべり台を、急に自分からやりたいと言い出して、すんなりとすべり落ちて見せた。そして無限すべり台が始まった。
実は、まあそのうち、と思いながらもどこかで諦めていたふしがある。
だって自分の子だからなあ、と。
思い出されるのは自分の子供の頃。
小学生くらいまで、僕らは市役所の駐車場でよく遊んでいて、中央には一段高くなった広い庭のような空間があって、そこでかくれんぼや鬼ごっこをして遊んでいた。
そこで、兄や同い歳の従姉妹と遊んでいたのだけど、どうしても僕だけがその高くなったところから駐車場の地面に飛び降りることが出来なかった。
そんなことを今だに覚えている(すごい)。
臆病者。
そう、誰かが言ったのかもしれない。兄か従姉妹か、もしくは出来ない姿を可愛く思って親が言ったのかもしれない。今の自分ならその気持ちも当然分かる。
実はそんなことはなくて、自分が自分に対して勝手に言ったのかもしれない。けど、とにかくそんな記憶が今の今までこびりついている。
でも、ああこれは、ちょっと呪いだなと、そして子供に対してもそれが降りかかるのは、これはいかんなと。
そして、先日の彼の勇姿を見て、いやいや、そういえば自分が出来たこともいっぱいあったよなと、思い出したりしたのだった。
あらためて、できることも、できないことも、愛おしいものだなという、メモ。
読んでくださって、ありがとうございました。
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