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471. 字は丁寧に書くようにしてきた

字を丁寧に書くことで少なくとも損をすることはないだろう、という気持ちで生きていた。

勉強はある程度できたという自負はあるが上には上がいたし、運動は今でも苦手だ。
ところが、字はバランスが多少悪くとも、ゆっくり丁寧に書くことを心がければ世間的な及第点は獲得しやすい。

丁寧に書くと上手く見えてしまう不思議な魔法がある。
また、大きめに字を書くと正解に見えてしまう魔法も(個人的には)観測されている。

日本語で使われている文字はバランス重視なところがあるので、丁寧に書かなかった場合すぐにそれがバレてしまう欠点がある。
逆に考えると、「味のある字」はいくらでも生み出せるのかもしれない。

会社生活をする上では電話メモが唯一他者の字を観察できるチャンスだった。
いまや各人が会社の電話機を貸与され、連絡はチャットで行うため、めっきり手書きをすることがなくなった。

何が言いたいかというと、ちょっとつまらなくなったな、ということだ。

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