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トカゲだって好きなものばかり食べていたい。
こんにちは。桐谷です。
なんだか急に季節が変わり、食欲の秋到来ですね。芋栗かぼちゃ!
ということで、今回は「食の好みを特定するのは飼い主の仕事」という話です。
\ごはん早よくれ!/
1.はじめに
爬虫類は、種によって食性が異なるのはもちろん、個体ごとに食の好みがあります。
食性とは:肉を食べる動物は肉食性、植物を食べる動物は草食性など、動物が食物を摂取する際の習性のこと。
付き合いが長い、フトアゴヒゲトカゲのあげちゃんを例に話をします。
彼は雑食性で、コオロギなどの昆虫を食べたり、小松菜やニンジンなどの野菜を食べたりします。あとは市販の人工フード。
食の好みは、ニンジンは好きだけどパプリカは嫌い。人工フードは甘い香りがする方が好き。
こんな感じで、好き嫌いをはっきり教えてくれました。
………まって。
あなたからは何も教えてもらってない……。
それはそう。
爬虫類たちはもちろん言葉を話せないし、尻尾で喜びを示すこともなければ、機嫌よく喉を鳴らすなんてこともありません。
この写真が笑っているように見えるのは、本当に笑っているように見えているだけ。なんだか悲しくなってましたね。やめましょうか。
(なんだか機嫌が良さそうだ、というのはなんとなく分かります。分かったつもりでいます!)
今日のごはんに異議がありそうなポレくん
2.大事なことは「観察」
爬虫類飼育の基本は観察です。
(もちろん、基礎知識を入れることが大前提です。)
食の好みも、日々の世話の中で試行錯誤しながら、時間をかけて割り出したもの。
食いつきがいいコオロギや、他の野菜をよけてまで食べるリンゴは、好き。ふだんの餌にリンゴを加えると、こころなしかいつもよりよく食べる気がする。オッケー。
口に入れた直後に舌で押し出すパプリカは、嫌い。他の野菜にも味が移ってしまうのか、パプリカを混ぜると食事量全体が落ちるから、あげちゃんには与えないようにする。
出せば食べてくれる小松菜とニンジンは、きっと好きでも嫌いでもない。完食する日もあれば残す日もある。どうして。
その2種類と混ぜていても先に食べてしまうオクラは好きで、食後でも「もうないんか」と訴えてくるブルーベリーは大好物。
水分補給が苦手で(水を認識する力が弱いため?)ただの水は好んで飲まないけど、ビタミン剤を混ぜたものや100%りんごジュースなら喜んで飲む。
書き出すとすごく分かりやすい気がしますね……。笑
あげちゃんのように毎日同じ反応だったり、その反応を運良く見られたら良いのですが、人前では警戒して餌を食べなかったり、少しでもストレスを感じると食べなくなったりする子もいるので、バランスよく食べてもらうことってなかなか難しいんです。
パニ、君のことやぞ。
3.さいごに
なるべく長く健やかに過ごしてもらうために、いろんなものをバランスよく食べさせるのが飼い主の役目。爬虫類、世話が焼けすぎる。だがそれがいい。
あなたのペットは何が好きですか?どうして?
観察すると、食の好みだけでなく、性格や癖も見つけられることもあり、どんどん好きになっていくスパイラルに陥っています。う〜〜最高!
爬虫類飼育の基本は観察。そしてそれこそが、爬虫類飼育の醍醐味なのかもしれません。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
ではまた。
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