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【NZ1ヶ月目】最初の1ヶ月が地獄だった話

2022年10月から始めたワーホリ生活。
この1年で一番しんどかったのが、オークランドに着いて最初の1ヶ月でした…思い出すだけで疲れてくるくらい、心身ともにやられたな…笑

オークランドの街並み

ニュージーランドは自然が豊かでゆったりなイメージですが、人口の一番多い経済都市のオークランドはさすがにそういった街ではなく、コンパクトな中心街、CBD(Central Business District)には高い建物が乱立しており、バスや車が忙しなく出入りしています。

ここで2ヶ月ほど語学学校の夜間コースに通い、コロナ禍でほとんど触れることがなくなった英語をもう一度学びつつ、同時並行で仕事をしていこうという計画でした。

意外だったのは、

ホームレスが多く、案外治安が悪い

ということ。NZ在住の方から聞いた話では、コロナ禍で政府がホームレスの人向けのシェルターの様なもの(「Covid motels」と呼ぶらしい)をCBDに構えた2020年3月以降、治安の悪化が目立つようになったとのことです。
エコフレンドリーで整然とした街並みをイメージしていた僕が最初に驚いたのが、この街の景観でした。

見つかった家に…

今回僕は、初めの1週間ほどを街のホステルで過ごし、学校に通うまでの時間を部屋の内見に費やしていました。街の中心にあるホステルに泊まっていたので、深夜の工事や酔っ払いの叫び声、何より同じホステルに泊まっていたヨーロッパ系のバックパッカーたちが毎晩のようにパーティーを繰り広げており、かなりうるさかったです。
「早く街の中心から出て自分の部屋、自分のベッドでゆっくり寝たい…」と思っていたところ、理想的な立地に部屋を見つけました!

海の近くに住むのが憧れでもあったので、最寄りのバス停が海の目の前である時点で気に入り、周辺のシェアハウス(こっちでは「フラット」と呼びます)よりも安く、部屋が小さいこと以外は懸念点もなさそうだったので、ホステル暮らしからの脱却のために即決→引っ越しをしました。

そこで味わうことになったのが、ベッドバグによる被害です。
シングルベッドが収まっているだけのその小さな部屋からは、3週間で出ていくことになります。

蚊の100倍つらいベッドバグの虫刺され

その名の通りベッドのマットレスや木のフレームなどに棲みついているベッドバグは、大きさが5〜7mmほどあり、目に見えます。気持ち悪いです。
引っ越して1週目の終わりには足首の虫刺されが気になり始め、数日後にはその腫れが大きくなり数も増え、寝る時にベッドシーツに触れていた箇所は首から足の指先までやられてしまいました。その痒みは蚊の比ではなく、皮膚が腫れて痛いくらいでした。写真載せたいけど自粛します…

ベッドバグは完全に駆除するのがかなり難しく、マットレスを替えても壁や床の隙間に潜んでいたり、ノミやハエ用のスプレーでは死ななかったりします。時間と労力がかなり割かれるし、オーナーに相談してもスプレーは用意してくれたものの、それ以上は対応してくれませんでした。

この期間はよく眠れない日も続いたために体調も崩してしまい、さすがにしんどかったので早々に退居することを決めて、また家探しを始めました。

この時点でNZ3週目。
実は幸運なことにこの時点で仕事が決まっており、次の週からカフェで働くことになっていました。そのため、それまでに生活環境は整えておきたいという気持ちが強かったです。

そして、コロナにかかる。

ベッドバグ問題に疲弊し切っていた時に、知り合いの方に誘われて田舎にキャンプに行きました。リフレッシュが必要だったので良いタイミングで、やっとNZの自然を満喫できるぞ!と意気込んでいました。

結果、雨で中止。笑

運に見放されたかのように、到着日から3日間ほぼずっと雨で、川の増水が治らないために断念しました。

諦めて帰宅し、旅の疲れなのか体が重いなあ、風邪気味だった体調がまた悪化したなあと感じていたそれがコロナだと発覚したのは、次の日の学校でのことでした。

顔色が悪く声はガラガラな僕を心配した学校の先生が、授業の前にPCR検査キットを持ってきてくれて、念の為に検査したところ、陽性。さすがに不幸が続きすぎだろうと今では笑えてしまうほどに、やられっぱなしの日々でした…。
そこからは保健所に連絡をし、必要物資は届けてくれるとのことで申請をして食料をもらったり、共有スペースのキッチンやトイレは使ったら掃除をしてさっさと部屋に籠ってNetflixを見たりして過ごす1週間でした。

この時点でもまだベッドバグはいます。もちろん。
ただ、”マットレスプロテクター”というシーツの下に敷くビール地のカバーが効き目を発揮し、この期間は幸い被害は大きくありませんでした。それでも気分は良くありませんでしたが…

やっとスタート地点に

日本でも(おそらく)かかったことのないコロナでしたが、僕は3日ほどでだいぶ回復し、外出許可が降りた日には学校にもどり、家探しも再開しました。

タイミングよく家がすぐに見つかり、しかもそこは決まっていた職場から徒歩圏内。広い部屋で日当たりがよく、穏やかな性格のフィジー、インドの人との3人暮らしで、家は清潔。すぐに引っ越ししてきていいよとのことだったので、翌日には引っ越しを決行しました。
こういう、「即行動」精神、フットワークの軽さはワーホリを楽しむのに結構大事な要素かと思います。

ベッドシーツ等はもちろん破棄して、最低限の食料だけ持って新たに生活をスタート。

体調の回復と、何より新しい家での快適な暮らしが手に入ったのでようやく生活のリズムをつくる準備ができた感覚でした。
写真は自分の部屋から見える朝日。日の出と共に目を覚まして仕事に向かってた日々が懐かしいなあ。

すごくしんどかった3週間の話をギュッとまとめてしてしまいましたが、本当にこれ以降何が起きても、

「あの時ほどではないな」

と乗り切れてます。逆に最初に経験しといてよかったかな。

ここまで読んでくれてありがとうございます。次回は明るい内容にしようと思います!笑


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