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心理学検定キーワード第5章【臨床・障害】5.26(こどもの問題行動)★★

ひきこもりとか不登校とかいじめとか

より顕在化している昨今ですが

皆さんの学校生活で直面したことありますか?

私が学生だった頃(20年以上前w)

ひきこもり→病気でこれない人はいた。それが引きこもりだったのかはわからない。

不登校→いませんでした

いじめ→小学校の時は無視されることはありましたが、今のような陰湿な仲間外れは無かったです。

残念ではあるのですが

今の方がいじめの質が陰湿で(ネットが助長させる)

死んだ方がましなくらい追い込まれることです。

ニュースで内容を見たり聞いたりするとおぞましいですよね。

いじめという原因を含め、自殺をする子供たちを1人でも減らすために

何かできる事は無いかと考えています。

カウンセラーやストレスマネジメントの講師としてです。

これはずっと課題になりそうですな。

さて、本日は子供の問題行動ということで

上記のひきこもり、不登校、いじめについて取り上げていこうと思います。

それではいきましょう。


→児童期から思春期のこども

この時期の子供にとっては、学校や友人関係という社会的活動が広がる一方で

第二次性徴という身体発達、自意識という内面の発達課題にも取り組むため

心身の発達と同時に不安定な時期にあります。

不安定さゆえに起きてくる問題行動として

後述する不登校、※1ひきこもりや不安障害(※2選択性緘黙、分離不安)のように

悩みや葛藤を内に抱え込んでしまう非社会的な場合

非行や嗜癖など社会的な問題行動として外に向かう場合があります。

※1ひきこもりについて

この定義は

6か月以上自宅に引きこもって社会参加しない状態が持続し、精神障害が第一の原因とは考えにくいもの」となります。

※2選択的緘黙
他の状況では話ができるにもかかわらず、話すことが期待される社会的状況になると一貫して話することができない、それは言葉や知識が無いことや話す楽しさがないという理由ではない

という定義になります。


→不登校について

不登校とは

学業意欲が乏しく積極的に登校しない「怠学」と区別して

登校したくても心理的・社会的理由から登校できない状態を包括的に捉えた概念です。

歴史的には「学校恐怖症」や、「登校拒否」といわれていました。

定義からわかるように、拒否だけでなく、行きたくてもいけないわけですから

昔の言い方では合わないですよね。

1990年代に、旧文部省が

「すべての誤どもが不登校になる可能性がある」という報告があり

2000年過ぎまで右肩上がりに増え続けました。

不登校に至るきっかけは

後述のいじめや児童期における分離不安緘黙など経緯は様々です。


→いじめについて

いじめの定義はしっかりとおさえる所です

「当該児童生徒が、一定の人間関係のあるものから、心理的、物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの」

となります。

近年のいじめの特徴として

いじめの原因での自殺の問題、いじめる側からいじめられる側への立場の逆転など

当事者間の問題だけではなく、危機介入として、教師、スクールカウンセラー、学校・過程というコミュニティを巻き込んだコンサルテーションが重要になります。


→嗜癖について

嗜癖とは

アルコール薬物(大麻、覚せい剤、シンナーなど)の物質使用によって

依存、乱用、離脱という精神・行動・社会的問題を呈する症候群です。

依存は、物質を繰り返し摂取することによって、状況に関係なく物質を追い求めるという

やむにやまれぬ欲求が生じるので、非行という問題に生じやすいという事になります。


以上、本日はこどもの問題行動についてでした


次回はコミュニティアプローチです。

それではまた次回。


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