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2020/10/18読書メモ

『月刊Newsがわかる2020年11月号』プラごみ削減で海の生き物を守れ

世界自然保護基金(WWF)によると、少なくとも700種の生物が海洋ごみで傷つけられたり死んだりしており、このうち92%がプラスチックの影響を受けている、と推定している。

(エサのクラゲと間違えてポリ袋を食べるウミガメやネットが巻き付いて動けなくなったアザラシの写真などを見ると、いたたまれない気持ちになる。)

マイクロプラスチック
大きさが5ミリ以下の小さなプラスチックで、小魚がプランクトンと間違えて食べる。食物連鎖でいろいろな生き物が食べることになり、マイクロプラスチックに吸着した有害物質やプラスチックに含まれる添加物が人間の体内に蓄積されていく可能性がある。

日本人は、使い捨ての容器包装プラスチックを国民一人当たり年間約35キロ捨てている計算になる。プラごみの64%が焼却されているが、温暖化を加速することに。自然界への流出は2%。
国別の海に流れ出たプラごみの量(2010年推計)は、1位中国(132万~353万トン)、2位インドネシア(48万~129万トン)、3位フィリピン(28万~75万トン)、4位ベトナム(28万~73万トン)とアジアの発展途上国が多い。なお、アメリカは20位(4万~11万トン)、日本は30位(2万~6万トン)。

(ちょっとデータが古いなあ。しかも132万トン~353万トンって、推計の幅がえらく大きくて、どの程度信頼できるものなのか。これは所謂フェルミ推定なのかな。)

3R
Reduce
使い捨てのプラスチック製品を減らす。
Reuse
プラスチック製品を捨てずに繰り返し使う。
Recycle
別のプラスチック製品を作る原料にする。

企業も3Rに取り組みだしている。ネスレ日本は、キットカットの大袋タイプの外袋を紙袋に変更。花王やレゴなども3Rに取り組んでいる。

(資本主義経済社会は、自給自足ではなく、全面的に商品を買うことで生活がなりたっている。購入する商品がプラスチック包装ばかりなのだから、消費者は分別してゴミを出すくらいしか対応のしようがない。Reduceについては、ネスレのように、企業がプラスチック包装の商品を減らしていく必要がある。)

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