もし号泣しても引かんでください(TDRオタクのきもち)

今日も元気に自粛中。
kRoco.です

2ヶ月が経とうとしています

2月28日(金)、新型コロナウイルス対策のため株式会社オリエンタルランドから東京ディズニーリゾートの臨時休園が発表になりました。
そうです、その休園からもうすぐ2ヶ月が経とうとしています。
早かったような、長かったような。少し不思議な感覚です。

筋金入りのオタクでした

ディズニーランドには子供の頃から大体年に1度は遊びに行っていました。
茨城県南で生まれ育ったためそこそこ行きやすく、身近な存在だったと思います。
かれこれ17年前、東京ディズニーランド開園20周年のアニバーサリーイヤーのとき。
姉が足しげく通い始めたことでなんとなく私も母もコンスタントに足を運ぶようになり、そこで見たサマーナイトエンターテイメント「ブレイジング・リズム」で完全に落ちました。(ギフトも大好きでしたよ)
プラザ周辺にミニーやドナルドなどのキャラクターを乗せたフロートが停止し、華々しいオープニングを終えると一転しておごそかな雰囲気に。
まるでなにかを崇め奉り、火の神に祈りでも捧げているようなダンス。
徐々に盛り上がる音楽、各フロートから吹き出す炎。
そしてコーラスが響き渡るなか、シンデレラ城の前でフロートからせりあがり炎とともに登場するミッキー…その神々しさたるや………
普段、ミッキーたちはわいわいきゃっきゃわちゃわちゃしていてとにかく可愛い、可愛いのですが、この時はすべてのメインキャラがミッキーのリーダーとしての資質と、誰よりも勇敢で信頼できる唯一無二の存在として尊敬の念をいだいているということを感じさせてくれるのです……
親友として対等だけれど心底尊敬している、といった感情・姿勢がこの一瞬ですべて味わえるんですよ。
落ちますよね。落ちないわけない。
(気持ち悪いですよねわかります。)

そして年パス持ちになった

19歳のころ、ランドの単パスを購入しました。確かこの頃は4万円台。(現在は6万円台)
その1年後、2パークの年パスを購入しました。
それはそれはたくさん通いましたよ。
現在は廃止となりましたが、以前はスペシャルイベントの初日やアトラクションのグランドオープン日には記念品の来園者プレゼントがありました。
それを受け取るためだけに会社から直行し、受け取って帰るということもしていました。
その後、しばらく年パスを購入せずに1デー民となっていましたが年に3回は必ず訪れ、徐々にその回数がまた増えていき…ついに2パークの年パスを12年ぶりに復活購入したのです。
35周年があったからね！！！！！
予習もかねて姉とD23にも行きました。
記憶がおぼろげな、子供の頃のパークグッズ。
通い始めた20周年以降のグッズ。
運営終了したアトラクションに使われていたライド、オーディオアニマトロニクスの衣装、パークで手紙を投函すると押されるメールスタンプ、ポップコーンバケット、、、
いちいち声にならない声をあげて見てまわり、満を持して迎えた35周年。
お金が溶ける溶ける。
それでも家族と友達と、時には(ていうかよく)ひとりで、とにかく幸せな時間を過ごしました。
楽しみ尽くした35周年を終え、今年は新ファンタジーランドオープンのためにランドの単パスに、そして来年には2パークを復活させるために毎月8,300円ずつ貯金をしています。
その先にはディズニーシー20周年、ディズニーシー新ポートエリア「ファンタジースプリングス」のオープン、そして東京ディズニーリゾート40周年が待っています！！！
楽しみしかない！！！夢と魔法と冒険とイマジネーションしかない！！！！

だけども だっけっど

時を戻そう。
そうです。話が最初に戻ります。
新型コロナウイルスのせいで、現在は両パーク休園中なんですね。
1月上旬から、ディズニーランドでは今年だけのスペシャルイベント「イッツ・ベリー・ミニー！」がスタートしていました。
これは文字通りスペシャル。とんでもなくスペシャル。
こんなこと起こっていいの？？現実？？夢じゃない？？？とパークオタたちが心躍るイベントでした。
昨年、ミニーちゃんのショー・パレード衣装で人気投票が行われていたのをご存知でしょうか？
そこで商品化されるグッズのミニーの衣装が決まり、過去に人気だったショー・パレードの衣装と音楽を使ったスペシャルなレビューショーもパークでやっちゃうよ！というものでした。
ショーベースでのショーに加え、懐かしのダンス再び！なパレードもありました。
パレードは日替わりで3パターンあり、特に思い入れの深かったショー・パレードが詰まっていた"パターン3"に私は通うことを決めました。
"パターン3"の日だけ手帳に印を付け、グッズやスペシャルメニューの下調べもばっちりこなし、迎えたイベント期間。

それと同時期、ニュースでは「新型コロナウイルス」という言葉を目にすることがじわじわと増えました。
"もうすぐ春節の時期がやってくるぞ"という情報も頭に入っていました。
そこで私は1月24日を最後に、パークに通うのを少し様子見しようと考えたのです。
だけどそこから先は誰もがご存知の通り、感染者が増えました、今日は何人です、今日は○○県で初の感染者が出ました、、、
あれよあれよと状況は悪化しましたよね。
2月27日、学校の一斉休校要請が発表になりました。
翌日2月28日、東京ディズニーランド・東京ディズニーシー臨時休園が発表になりました。
一斉休校を機にパークも休園になるはずだと予想はしていたのでこの決定を聞いたときは「やはりそうか」といった感覚。覚悟はしていました。
再開予定を3月16日としていましたがいつになるかは正直、わからない。
でも新ファンタジーランドオープンを楽しみに頑張ろう、という気持ちでした。
3月16日に再開した場合、スペシャルイベント「イッツ・ベリー・ミニー！」はイベント期間が残り4日です。
かなりの数のオタク心を揺さぶったイベントでしたので、このラスト4日を迎えることができるのか、不安だった方が多くいらっしゃったことと思います。

休園延長

恐れていたことは起きました。
結論から言えば、ラスト4日を迎えられませんでした。
休園延長となり、今年限りのスペシャルイベント「イッツ・ベリー・ミニー！」、ディズニーシーにて開催中でラストイヤーだった「ピクサー・プレイタイム」、3月25日でフィナーレを迎えるはずだった「ファンタズミック！」、そのほかランチショーなど、いくつものエンターテイメントが強制終了となったのです。
(後に、「ファンタズミック！」はフルバージョンで動画配信してくださり、キャラクターたちによるカーテンコールのような映像もついていました！！とても嬉しかった！！部屋を暗くしてクリスタルコンパス握り締めて見ました！！！ありがとうございます！！)

数々のエンターテイメントが強制終了。
これにはこたえました。オタク、こたえました。
誰が悪いわけでもなく、仕方のないこと、今は我慢のときと分かっていてもこれは本当に辛かったんです。
そして希望の光だった「新ファンタジーランド」のグランドオープンも延期になってしまいました。
もちろん、いつオープンかは誰にもわかりません。
37周年を迎える記念の日、4月15日にかなりの熱量を注いだであろう新ファンタジーランドのオープンができないなんて、こんなに悔しいことがありますか………
ビーストキャッスルやミニーのスタイルスタジオ、ベイマックスのアトラクションなどももう既に完成し、そこに"在る"というのに……

パークが運営再開したら

これからもまだ自粛期間は続きます。
子供の休校も続いています。
個人的な予想(医学的根拠のない、あくまで自分の中での予想)では、GW明けに学校再開はしなさそうだし、全体的に早くても秋くらいまでは今の状況が続くのではないかなと思っています。
もともとフリーランスで自宅仕事ですが、それでもお外に出るな、はキツイです。
じわじわと心が死んでいってるのはわかります。
(だから早くSwitchのあつ森同梱が欲しいんだ、現在抽選10連敗を超えたよ)

先日、ディズニーデラックスで「イッツ・ア・クイズワールド」を視聴中、再開後のパークに足を踏み入れる時の想像をしてみました。
うん。
うんうん。
こりゃ多分、エントランス入ってまず1回泣くわ。
そして「美女と野獣」には特別思い入れがあるし(別エントリー参照)、新ファンタジーランドの全景をとらえた瞬間きっと大号泣するわ。
再開したら誰と最初に行くのかな。
いつもはひとりでひょひょいと行ってましたけど、再開後初インは誰かと一緒がいいです。
家族か、友達か。
全然わからないけれども、一緒に行くひと、もし私が大号泣しても引かんでください。
オタクからのおねがい。

いろいろな願望、もういやだと言いたくなる衝動、それらを抑えて耐えて、この我慢が間接的に誰かの命を助けている、ほんのわずかでも終息に向かう手助けとなっていることを信じて。
必死に手を洗い、うがいをし、耐えます。

荒波が船を揺さぶって嵐が行手を阻んでも、恐れずに進むんじゃ！！！！！！舵を取れ、希望を胸に！！！！！！
(いやコロナについては恐れますよ)