全くアイデアが浮かばなくなったとき気づいたこと


『菜根譚』という今から400年ほど前に
洪応明によって書かれた中国の有名な古典があって

そこにはこういう記述があります。

「心を雑念で満たしてはならない。雑念が詰まっていなければ、そこに道理が入ってくる。」

要は心が不安や後悔、悩みで詰まっていたら
道理や道徳が入ってくる余地が
なくなってしまいますよ

ということなんですけど、

これって意外とアイデアとかやる気とかも
そうなんじゃないかなと思うんですよね。

「心の余地」と言いますか、

心もスペースが空いてないと
アイデアとか何かいいものも
入ってこれなくなる気がします。

僕自身この前、

1週間くらい全然noteの記事ネタも思いつかず
そもそも書く気力もイマイチ出ない
みたいなことがあったんですけど

そういうときって

何かに追われて忙しくしていたり
いろいろ考え事をして

心に余裕がないときだったんですよね。

そういう心がパンパンの状態では
入ってくるものも入ってこれなかったのかもしれません。

ですからいかに心に余裕を持ってスペースを保つかが
重要になってくるんですけど

そういうとき何が効果的なのかなって
いろいろ考えてみると

集中して無心で何かに取り組むこと
それから感情を動かすこと、

この2つなんじゃないかなと思うんです。

無心で取り組めることだと
たとえば掃除や運動なんかがいいでしょう。

掃除して綺麗にするという行為は
無心になれるだけではなくて
部屋がすっきりすると心まですっきりする気がします。

バンドやってる友達がいるんですけど
そいつはよく風呂掃除してると曲が思いつくらしいですよ。

やっぱり掃除ってつい集中しちゃうので
頭が冴えるのかもしれませんね。

そして運動もすごくいいと思います。

散歩くらいの軽い運動でも効果はあるそうで
僕もよく散歩したりあえてバス乗らないで
歩いたりしてるんですが、

とてもリラックスできるんですよね。

散歩は「脳のメンテナンス」と言われるくらいですから
精神的にもすごく良いとされています。

何より手軽にできて
そして無心になれて心が安らぎますから
すごくコスパいいですよね。


そして次に感情を動かすことについてなんですけど
具体的には感動することや笑うことが
すごく効果的なんじゃないかと思うのです。

永世棋聖の称号を持つ
将棋棋士の米長邦雄さんは

スランプへの対処法として、最も上策、極意ともいえるやり方は、『笑い』である。

ということをおっしゃっていて

やはり感動や笑いというのは
何かを切り開くきっかけになるということが
広く言われています。

映画や小説や漫画でも
何か感情を動かすような体験をすることは
最高の薬ですよね。

僕もインドの映画の『きっとうまくいく』が
大好きでちょくちょく観てます。
あれはめっちゃ笑えてめっちゃ泣けるすてきな映画です。

しかしながら

何が効果的かはけっこう人ぞれぞれです。
いろいろ試していって最適な方法を
見つけられたら最高ですよね。

僕も今後いろいろ試行錯誤して
またnoteに書いていこうと思います!

参考:守屋洋『決定版 菜根譚』PHP研究所 2017

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