本の感想:「データ・統計分析ができる本」

2020.12月に「データ・統計分析ができる本」(作者:柏木吉基さん)という本を購入しました。
この本について、買った理由と感想を記録として残したいと思います。
もし、近い分野に興味を持っている方がいらしたら、その参考になればと思います。
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買った理由
この本を買った理由は、業務で使用するデータ分析のスキルを向上したいからです。
私はメーカーの生産管理部門で働いています。
生産管理をする中で、データ分析をすることはしばしばあります。
例えば、、、
 ・生産データから発生した不良の要因を特定する。
 ・工場の生産能力を評価して生産計画に反映する。
などです。
そのような部門ですが、なぜか統計を用いた分析の報告はあまり見られません。
そこで、統計の分析スキルを習得して、世の中・会社のお役にたちたいというのがこの本を買った理由です。
(本音はすごい方法を会社の人に見せつけて、ドやりたいだけです。)

私の統計理解度
統計は会社の研修と独学(途中で挫折)で用語を理解しているくらい。
業務では上記の通り,、ほとんど統計を用いた分析をしていません。

本の感想

統計を理解するだけでなく、仕事への活用まで意識された本だと思いました。
理由は、以下2点が説明されているからです。
 ①仮説設定から分析結果を報告する方法まで
 ②実務で意識するテクニック


本書は、具体例を用いてデータ集め・統計分析・提案する方法まで書いてあります。
データ分析は会社に利益に貢献して初めて意味を持ちます。(と別の本に書いてありました。笑)
そのため、統計の用語やその意味を知るだけでは、データ分析はできるようにならない、というのが個人的な理解です。
本書は題名の通りデータ分析ができるようになることを意識して書かれた本だと思いました。


本書で印象的だったのは、グラフの見せ方や外れ値の扱い方などの実用的なテクニックが書かれていることです。
これらの細かい部分は、専門書にはあまりみられないものの、実際に使う時にはいい加減にはできない部分です。

以上が自分のこの本の感想です。
私と同様にこれから統計を使ったデータ分析を始めたいという方にお勧めの1冊です。
本選びの参考になれば幸いです。

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