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2021.9.13(月)「むなしさ」という抗いがたい感情について

明日から入院します。厄介な親知らずの抜歯(2本)です。人生初の全身麻酔(+出産以外での入院)です。実母に家を手伝いに来てもらいます。歯医者には相当トラウマがあるのですが、覚悟を決めて開業医で抜いてもらおうと思ったら大事になってしまいました。

手術(入院)のためにちょこちょこ準備を進めています。手術前日の朝イチ(今)、PCR検査を受けに来ています。陰性の人のみ入院できるそうです。8時半に病院必着だったため、保育所への送迎は現実的には不可能、主人に前もってお願いしており、主人は午前休を取ってくれていました。

昨日夜、明日の朝主人(と子供達)が困らないようにとせっせと準備、入院中のことも考えてあちこちの引き出しに中に何が入っているのか表示させたりしているうち、主人の車には次男用のチャイルドシートが付いていないことに気付きました。保育所に送迎するには私の車で行かなくてはいけませんが、私は主人の車(大きい)を運転したことがありません。どうしたものかと考えながら、準備を終え、主人に声をかけました。

「明日の説明をしたいので」。

長男の服はここ、次男の服はここ、こっちは秋服だからまだ半袖でね、紙おむつは1日3枚、ここに入ってるから、あとは食事用のスタイとスタイを入れる袋、パジャマとお昼寝用のタオルと...朝には長男の主食をお弁当箱に入れて...と、話しているうち、なんだかとても「むなしく」なってきました。
もうずいぶん前から「この日の朝はあなたが子供達を送って行ってね」とお願いしていたのに、どうして「明日はどうしたらいい?」の一言も無いのでしょう?準備物についてはまっっっったくわからないですよね?用意したことないもんね?一人で送って行ったことすらないもんね?

でも、今回のは私の都合の入院だし、普段やってる人間がさっさとやったほうが効率いいし間違いないし、(長男は忘れ物やいつもとの違いに極端にビビる)土日散々家のことしてくれたし...、と、喉まで出かかっている本音を飲み込み、玄関に移動。

「これが明日持ってく荷物ね。明日、長男の主食を入れて完成させておくからこのまま持って行ってね」
「わかった。それなら大丈夫」

そして、チャイルドシートの話。
「気付かなかったね」と言う主人。
いや、考えてもいないんだよね?
挙句、「じゃあ11時まで俺が家で子供達を見てればいいよね?それで万事解決☆」と言う。

そうだけどさ。そうなんだけどさ。
そういうことじゃなくてさ。
もう少し当事者意識持ってよ。
あなたの子供だよ?

「11時まで俺が見てればいい」に否定も肯定もできず、なんとなく話を切り上げられずにいると、なんとなく不穏な空気(私だけ)を察知したのか長男が玄関に来る。部屋に戻す。

そしてそのあと止まらなくなる。

傍観者であることを指摘し、最後に、「明日私が何も準備しないで出てったらどうするつもりだったの?」と言った。そしたら彼はしばらく黙ったあと、「それに関してはごめんもないわ」(謝る気はない)と言ってリビングに戻った。

真意はわからない。

私の入院なのに自分が責められる筋合いはないと思ったのかもしれないし、二日間あれこれあれこれ家のことをこなしたのに最後にこれか、と思ったのかもしれない。私も自分が傲慢だったか、と思わないこともない。

けど、今回のこの話は氷山の一角で、彼は本当に子育てに対して傍観を決め込んでいる。仕事が大変なのはわかる。そのことだけ考えていたいのもわかる。でもそうはいかないことだってたくさんある。母親と父親の役目はちがう。それもわかる。でも、毎日身を粉にして子供達の世話をして、家事をして、もう少ししたら仕事も再開する。体を壊して休むまで、むなしさしかなかった。どうして朝、メイクしながらお味噌汁を作りながら次男のウンチを替えているパートナーを尻目に、ソファでスマホをいじれるのだろう。復帰まであと少し。復帰する理由をもう少し固めないと、また同じ轍を踏む。じっくり考えなくては。

「おやすみ」は無視されず、「おはよう」もあった。朝ご飯の支度もしてくれた。そして今回の件は流れるんだろう。別に謝らなくてもいい。むなしさが伝わっていますように。無理だろうけど。

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