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SNSジプシー~noteに出会うまで~

SNS上に、居場所がなかった。

大学時代、mixi全盛。
はじめてのSNS、周りみんな狂ったようにmixi漬けだった。
実名ではなくニックネーム表記だったし、検索エンジンにもひっかかることはなかったので、日記は書きやすかったが、心の中にくすぶる思いをぶつけまくる場所としては物足りなかった。
今も残るmixi日記の中にいる私は、本当の私ではない。友人に読まれることを前提とした、たまにすこーし内面に触れるだけの、綺麗にまとめた表面上の私。

mixiからFacebookへの大量移住の時期、私も流れに乗った。何年かはFacebookを人生の節目で日記のように使っていたけど、あまりネガティブなことは書けないし、何度やっても思うように設定が変更できないし、「友だちかも?」がうざったいし、なにより友人以外と繋がる(半ビジネスとして)ことが増えたころから、素直にいろいろ書けなくなった。

その後もどんどん出てきたブログ、Twitter、instagram、その他いろいろ。
インスタが出てきたぐらいから、無理してついていくのをやめた。
(Tiktok未履修)

本当は、SNSに書きたいことはたくさんあった。
結婚して地元を出たから、不特定多数の友人に向けて「さみしい。つらたん。。。」って書いてちやほやされたかったし、おいしいお店を見つければ紹介したかったし、嫌な病院に当たればちょっとは文句言ってやりたかったし、読んだ漫画・観た映画の感想を書きたかった。なにより、文章を書くことで思考を整理する、自分の輪郭をなぞる、という行為が好きだったので、仕事で悩んでいることを書いたり、吐き出したり、そういうことをさせてくれる場所をずっと探していた。
話し相手になってくれる親や友人がすぐ近くにいない分、切実に求めていたかもしれない。

私が書いたのだと知ってほしい話もあったし、知らないでいてほしい話もあった。読んでほしい人もいたし、読まないでほしい人もいた。
書きたいことはたくさんあるのに、書く場所がなかった。
言葉を崩して書いてみたり、根拠もないのに断定したり、普段の私からは想像もできないようなポエミィな文章を書いたり、とりとめもないことを延々と書いたりしたかった。


そしてnoteに辿り着いた。


noteの懐の深さを感じている。
これからここに「本当の私」を連ねていけたらいいなと思っている。

ちなみに私は「ハッシュタグ恐怖症」も併発している。
ハッシュタグをつけて発信するとすぐに個人を特定される気がしてつけられない。
(自意識過剰気味なことも承知である)
誰か一人でもリアルの知り合いが私の文章を見ているかもしれないと思った途端、書けること、書きたいこと、書き方、書く意欲まで全部変わってくる。だから苦手。

なので私は自分の安心できる範囲のハッシュタグを使い、noteで匿名で発信しつづけることにする。

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