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解決策が容易に求まらない問題は普通に多い

世の中において、解決策や解答が容易に求まらない問題は普通に存在するし、その数も多い。

数学の未解決問題や物理学の未解決問題もそうだし、言語学の未解決問題などもそうである。

社会問題にしても、人類が膨大な年月をかけているにも拘らず解決策が見つかっていない問題は多い。

具体例としては、「男女平等・格差対策・少子化対策のトリレンマ」「地球温暖化問題」「核兵器問題」「国際連合で常任理事国の暴走を止める方法がないという問題」などが挙げられる。

これらの問題は解決策が容易に見つからないものであり、「解決策が見つかるかは分からないのだから、これらの社会問題について論じるのは無意味だ」や「社会問題を論じた一冊の本を読んだが、その本に解決策が載っていなくて無益だった」などと考えるのは妥当ではないように思う。

少子化問題や恋愛市場や結婚市場などについて論じることの多い白饅頭さんは「問題提起や状況分析に重きを置き、解決策の提示が少ない記事」を書くことが少なからずあるが、これらの記事に対して「基本的に自分達は救われない証明ばかりに明け暮れていて建設的な話をしていない」と感じる人がいた。このように感じている人が見られるのは、白饅頭さんの記事に何か問題があるからかもしれないし、少子化・恋愛市場・結婚市場に関する問題自体が解決策を提示しづらいジャンルだからなのかもしれない。

もちろん解決策が容易に求まらない社会問題であっても、執筆者自身が考える解決策や、その糸口について論述するのは良いことだと言える。問題提起や状況分析はこうした解決策への糸口につながってゆくからである。

基本的に、社会問題は短時間で解決するものではない。個人が容易に解決できるようなものでもない。社会問題は長い時間をかけて多くの人がそれぞれの視点から考察や試行錯誤を続けることによって解決されてゆくことが多いように思う。

新年、2023年が少しでも希望に満ちた一年となることを願って本記事を結ぶこととする。




サムネイル画像はチャリツモというサイトのスクリーンショット。



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