「スタートアップ・中小企業の情シスにお勧めのクラウドサービス使い倒してみた」を読んだので感想いきます。

@_mathken さんが素晴らしい本を作成していましたので購入させていただきました。

さっくりと感想を書きたいと思います。

まず、まえがきから同意が止まりませんね。
クラウドサービスの紹介だけならそれなりに溢れていますが、​無償利用可能と言っても何をすれば、、、と途方に暮れる人も多いと思います。
それをしっかりカバーしてくれているので、非常にイメージがしやすいと思います。

更に導入効果まで書いてくれているので、記載されたクラウドサービスだけではなく、自分で入れたいサービスを見つけた時にどう上司にアプローチすればいいのかの勘所が身につきやすい内容になっています。

以降はサービスごとの感想と私個人の補足なぞ。

G Suiteについて

Googleに魂を預けている身としてはこの選定に嬉しい限りです。
個人的にもBusinessがおすすめだなという理由として、「Google Vault」があります。
監査用の機能でインシデントが発生したときには強力な武器になるでしょう。弊社も欲しい。(Basicなので)

SmartHRについて

気にはなってるんですが人事担当が年末調整などを外注してるせいか全く興味がないので内容を知るいい機会になりました。
インポートするためのcsvファイルの説明までしてくれているのでいたれりつくせりですね、、素晴らしいです。
単純に触るだけだとうまく運用をイメージできないところもしっかり記載しているため、なるほどこういう機能なのねと理解することができました。

KING OF TIMEについて

弊社AKASHIを使っているんですが、ここも名前は聞いたことがありました。
通常の打刻の他にWindowsログインで自動打刻してくれるのいいですね。AKASHI導入当初、予想通り打刻を忘れる人が勝手スクリプト作ってログインしたらAKASHIのwebページを表示するように工夫していたのを思い出しました。こういう豊富な選択肢があるのは利用者的には嬉しいですね。

他として弊社の人事担当が苦労していた点は
・有給の引き継ぎ方法
・時間休の対応
・テレワーク手当など細かい新規の手当への対応
あたりがKING OF TIMEではどうなっているのか気になりますね。
特に有給は嘱託社員が個別対応になることが多く、かなり煩雑そうでした。

freeeについて

給与計算だけfreee?と思ったら今までのと連携できるんですね、こういう部分は複数のサービスの内容を知ってないと提案できないですから情シスの本領発揮という感じです。

経費精算もfreeeならではの豊富な連携が生かされているのがわかってとても勉強になりました。
去年経理担当に選定させたら微妙なSaaSになったので次はこっちから絞り込んで選ばせたほうがいいと思ってるので、ぜひ参考にさせてもらいます!

サービスの導入までのアプローチと効果について

ほんと書いてある通りどう経営層にやる気を持ってもらうかが肝になりますね。
更に経営層目線でも細かく書かれているので、うまくツボを付いたアプローチをするのに参考になると思います。

導入効果のこの観点は私ちょっと持ってなかったので新鮮でした。
私が提案した時は単純に既存のリプレース費用5年分と導入したいサービス5年分での初期費用+運用費用の合算による比較が主で、人的リソースの算出はしていませんでした。(社員の負荷軽減絡みはちょっと経営層に響かなくて・・・)
しかし実際稟議の際には「作業効率化」とか「業務改善」などは記載しているので、そういった部分を可視化する大事さを再認識させていただきました。

自分で調べるとかなり時間も体力も使うので、まとめていただき本当にありがとうございました!
初めてでどこから手を付けたらいいかわからない人はもちろん、自分のやり方があっているか悩んでいる人にもおすすめしたい一冊です。

第2段あるのかなぁー気になるなぁー(笑)

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