【読書感想】人新世の「資本論」
読みました。人新世の「資本論」とても良かったです。
是非多くの人に読んでもらいたい!
2021年の新書ベストセラーらしいのですでに読んでるよって人も多いかと思います。
まず思ったのが資本主義のシステムが完璧すぎる。。すごい
つまらない仕事→ストレス→消費→お金が必要→もっと働く
負債(クレジットやローン)→働かなきゃいけない→ストレス→消費→お金が必要→もっと働く
SNS→欲望を刺激される→消費→お金が必要→もっと働く→ストレス
どうやっても資本主義に巻き込まれてしまいます。
そのようにして世界経済は著しく発展していったようですがその副作用として環境を破壊し続けています。
みんなが欲しいモノって必要のないものが多くないですか?
最新のスマホ、ブランドの新作、フランスのワイン。
いらなくないですか?
丸ビルのレストランでランチしたいですか?
高級ホテルに泊まりたいですか?
海外旅行で豪遊したいですか?
高級車を乗り回したいですか?
私はいりません。必要ないからです。
自分の豊かな生活とは上記のようなものではないからです。
緑に囲まれて大切な人たちと穏やかな時間が過ごせればいいです。
本を読んで芸術に触れて創作活動ができればいいです。
クリエイティブな仕事をして達成感は味わいたいw
お祝い事の時は美味しいごはんとお酒を少しいただきたいw
とは思っています。人間だもの。
私の知り合いに家賃の高いデザイナーズマンションに住むために週7で働いている子がいます。
限りある時間を削って働いて消費して環境を破壊していく暮らしは豊かなのでしょうか?
人間は必ずいつか死にます。長くて100年程度の人生です。
宇宙に比べるとほんとちっぽけな人生、自分の欲を満たすことだけ考えて生きていっていいのだろうか。
やはり資本主義の中で生きて行くうえてどうやっても環境負荷を与えてしまいます。
私もスーパーで食材を買って、自動車や飛行機に乗って移動することもあります。子供のおもちゃも大体が海外製のプラスチック製です。。
私はその代償として植林NPO団体に寄付をするようにしています。(今の所そのくらいしてできていません。。)
そんなことを私の夫に言ってみたら
黒ごまは普通じゃないから欲がないしストイックなんだよ。
普通の人間は欲を捨てられないんだ。と言われてしまいました。
なるほど、確かにそうかもしれない。
私はもともと所有欲求はなくミニマリストと言われるくらいものを持ってません。
自分ではミニマリストとは違うような気がして考えてみたらアンチマテリアリアストなのかなと思いました。
物は荷物に感じるからです。身軽でいたいんです。
お金もあまり使わないのであまり働かなくても生きていけてます。
話がそれてしまいました。
夫に言わせると人間の欲をコントロールしないと資本主義から脱却できないと言われました。
私は今哲学を学び直しています。
哲学とは人生・世界、事物の根源のあり方・原理を、理性によって求めようとする学問。また、経験からつくりあげた人生観です。
人々に必要なのは「哲学」なのではないでしょうか?
人間に生まれたなら考えて生きていくべきかと思います。
思考停止で資本主義に流されてはいつまで経っても豊かな暮らしはできないと思いました。
もし今の生活に不満があるなら考えてみてください。
多分その不満は資本主義からきてると思います。
価値基準を他人にしないで自分の豊かさを見つけると楽に生きれる気がします。
人は1人では生きていけないので助け合って生きていこう。
今現在いる人たちの為だけではなく未来の人の為に出来ることをやっていくのが大事だと思います。
乱文・乱筆失礼致しました。
私の文章は読まなくていいので斎藤幸平さんの人新世の「資本論」を読んでみてください。