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はじめまして。77歳、noteを始めました。

自己紹介 ・現在77歳。岩手県在住。未亡人。 ・夫と始めた漢方相談の店をのんびり運営中。 ・娘2名と老犬ゴールデンレトリーバーとの四人暮らし ・好きなこと 読書と山歩き ・悩み 嫁に行かない娘の将来が不安・・・。 ・好きな食べ物 アボガド 酸っぱいもの ・尊敬する人 漆塗り職人だった父親

    • 愛別離苦

      日中、雲でドンヨリの空。 降るかな、とひとり言。「米を買わねば」と朝五時からユル~っとしていたが、「ヨシっと」と立ち上がり、産直へ。 玄米を七分づきにしてもらう。 合間に店を一廻り。 オッ。おいしそうなマグロの切り出しだ。 長イモもある。 今夜は山かけにして、明日の朝はイワシの丸干し。ここの丸干しは大きく食べ応えがあり、他にはない。 時季のものらしく、いつもあるわけではない。 米も買ったし、会計を済ませて車に。 トントンと窓をたたく人がいる。 「はい?」

      • カタカナ、ツカレタナ

        昨日動き過ぎたからか、今日はだるい。 梅雨だもの。 おひつの米が昨日から一粒もない。夕方米を買いに行くのを忘れていた。 仕方ないので次女にパンを焼いてもらった。 米粒を食べないと元気が出ないような気がしていたが、いやいやなかなか旨い。 昨夜残ったイワシの刺身漬けにしておいた。これに少しの衣をつけてごま油で焼く。アボガドをほうれん草をあえて醤油で味付け。トマトも一緒にパンに乗せたら、何たらという(娘たちがカタカナで話していた)ものに近くなったようで「美味しい」という。

        • あわただしい休日

          休みの日だ。 夕べ約束した義弟の家の家具移動を手伝いに行く。 朝から始めて昼には終わらせて実家に届け物を、と考えていた。 義弟が作っっている猫の額ほどの畑を見ようと裏に回って「こんにちは」ガラッ。「いる〜?」と家の中に入って呼ぶが、ウンともスンとも返事がない。 「物騒な、鍵もかけないで」と一言。 それにしても庭に草一本ない。気持ち良い。 畑も青々としてナスもキュウリも上手く育っているようだ。 ひとしきり眺めていたが帰ってこないので、実家に行くか。 心地よい風に

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        はじめまして。77歳、noteを始めました。

          一日

          フムフム。 食いたくなったな。 なかなかに大きな存在感で、冷蔵庫の中の水中に豚レバーが居る。血抜きのつもりだろうが、丸ごとでは生臭さが残る。切ってからつけてほしかったが、このままでは悪くなるのでにわかの血抜きで下味をつけ、少々のオイルで素揚げする。 これにたれを作って絡めるだけの簡単なものだが、食いたくなった時と安い時に買っている。 長女が昨日買い物の中にヒョイと加えたらしい。 うちの家族はこのレバーが好物である。 朝、大根葉とタケノコを梅の汁でさっと煮る。 夕

          夕焼け

          血の様な夕焼けに「ワーっ!見てみて」と思わず次女を呼んだ。 のっそり出てきて「うん」だと。 「あんなの見たことないよ」と感動の私に 「そのうち薄墨になるんだっけ~」と気の抜けた声。「何回も見たもの」 そうか。見ても私が忘れていたのかもしれない。 注意力、記憶力は散漫になり、うつらうつらとなってきたのか。 それでも景色に魂があり、声が聞こえるような気がするのは不思議なこととしか言いようがない。 そういえば、日本には言霊という考え方もある。 形のないものに日本人は

          いのこたこたこ

          大根をむき、前日に残したじゃがいもの煮汁とトマトを一緒に煮て、朝の一品にする。 むいた皮はいつもラッキーのためにとっておく。 流しの中に、おや、多足のムカデ?かな? 茶を淹れようと側に来た長女が、息を殺して瞬きもしない。 「どこから来たのよ」と言いながら大根の皮でつかんで、ビニールの袋に入れ窒息死、ごみ箱へ。 ア~ア。今日は殺生をした。なむあみだぶつ。 長女は次女にその報告をしているようで、ボソボソ聞こえる。 よかった。次女ならギャーっ。オカアサ~ンと卒倒しかね

          いのこたこたこ

          あっても困る

          土曜日から店のセールをしている。有難い。 本当にお客様は神様です。 飯の糧になるこの小さな「くすりや」は私たちの命の元です。 土曜日も今日も程よくお客様がいらっしゃる。 その合間に、毎月お誕生日のお客様に出している絵ハガキを書く。 下手でも文字だけより絵がある便りが良いか、と昨年から続けている。 毎月別の草花を、と思うのでなかなか大変です。 チョット空いた時間にさて、お茶菓子と漫画だ、と「雨柳堂夢話」という漫画、なかなか面白い。 ズーっと続いているようで、新刊

          あっても困る

          ざわざわ

          何日かに一回、胸がザワ~ッとなって起きることがある。 以前は生活苦のザワ~ッだったが、最近は少々食べられるようになってきた。 何かにつけて亭主に相談をしていたのでザワ~っが半分だったが、今は年齢から体力がなくなってきたためのザワザワなのか・・・なんだろうと思っていたが、「長女か」とやっと思いついた。 ウチの(フウテンの)寅子さんが「自分の人生だから~」とフラ~っとどこぞに行くということで、本人はうきうきルンルンなのだ。 それは自分の人生だよ。だが、ハハは痛い思いをして

          腹が立つ

          今日三時に目が覚めた。 12時ごろ寝たので寝不足気味。 三時少し過ぎに茶でも飲もうか、とコンロにやかんをかけて新聞をとりに行ったら、外が気になりソロリと外へ。少しの花とワサワサの木を見て、ウロっと歩いて家に入ったら、どうも蚊に食われたらしい。 こんな古い血はあまりおいしくもないだろうに、4カ所も。 かゆい、かゆい。 薬を塗るも収まらない。日本古来の蚊は、プーンといって「刺すよ」と来たものだ。ポッコリ腫れたので爪で絞り出すと血が出て、かゆみも楽になったが、外来種なのか

          とっちゃん坊や

          やすみ~っ。 行き止まりの住宅地なので、車の音も人の声も聞こえない。 リュウも暑いのか、長~ながとコンクリートに寝ている。 目の前の庭の芝生もワサワサと繁っているのは、見ないふりをする。 時間がありすぎると何もしない。よろしくないが、タガが外れるとひたすらゆるくなる。 これじゃ、ダメだとワサワサと生えている髪の毛を切りに美容院へ。 「バッサリやって下さい」と週刊誌を見ていたら オーッ。「とっちゃん坊やになってるね」 さすがに前髪がまっすぐな断髪はこの年ではキツ

          とっちゃん坊や

          気乗りしない

          「何かを書いてね。毎日だよ」 今日は気乗りがしない、としゃべったら 「夜は落ち込むことが多いから、朝のほうがいいらしいよ」と言っている。 朝だろうが、夜だろうが気分である。 空は梅雨らしい雨と曇りで、ウツウツとなりそうな天気。 朝の寝起きは頭が回転せず、ボーっとなる。 夜は回転しっぱなしの延長だから、少し火種も残っている。 一日の中のシャッキリの時間を探すのは無理で、やはりゆらりゆらりと今日も過ぎた。 人間70も半ばで後期高齢者になれば、欲も得もなくなるもので

          気乗りしない

          津軽三味線

          アニメ、「ましろの音」という津軽三味線の感動を夕べの内に書いた。(が、すでにブログを更新し終わった娘は「後あと」と言って寝てしまった・・・。ので良かったら一番下の文章をご覧ください。) そのことを津軽弁のセールスさんに話して聞かせたくてうずうずしていた。 仕事の打ち合わせのためにきっかり14:00に来て、用事はずいぶんかかったが、その後津軽三味線談義。 青森の寒い吹雪の中で育った、たたきつけるような音や旨かった居酒屋の話で大盛り上がり。 「まいね」「せば」「ほじなす」

          津軽三味線

          もうひと花、咲かないかなあ

          日曜枝切りした枝たちが、山となってまだ庭にある。 テレビの中で、狭くても素敵な庭を紹介していた。 主に薔薇を植えている。 なるほど。 手間暇かけて、知識を貯えるとあんな風になるのか。 でも、紅葉も欲しいし、海堂も欲しい。 桃もいいし、ましてや、梅花卯木はわんさと咲く。 そして、紫陽花だ。 和の庭だなあ。 友人からいただいたバラは、バラらしいピンクの花を空に向けている。 一輪、二輪ほど。 悲しいかな、どこから枝切りしたらいいか判らず、上へ上へ。 新しい芽

          もうひと花、咲かないかなあ

          夕方早めに店を出て、空を見ると上弦の月を見た。 雲の流れる、水色の空に浮かぶ涼しい風が寄ってきて、気持ちの良い夕方だ。 まだきっちり半分ではないけれど、明日はきれいな月が見られるかな。 夕飯を作っていると、大好きな男性の合唱。荒城の月の歌に心がゆらりと動く。 音と言葉。 想像する。 まさに荒城の月。 今の歌の歌詞はすぐ想像ができない。 早口言葉のように上滑りする。 ここでも時代だ。 その時代時代を追いかけて行かないとダメなのはわかるが、息切れするんです。

          木を切った

          日曜日だあ。 藤沢周平も本棚から下ろしたものは読み終わった。 2階の本棚に行くのも面倒だ!というズボラな私が動いた。 スギナ、ドクダミが背高く立ち上がっている。 何年も咲かなかったツツジが、ポッポっとスギナの隙間からつま先立つように赤い花をのぞかせている。 ゼニゴケ、スベリヒユ、カタバミはピッタリと庭のレンガにへばりついている。 よっしゃ、やるか。 長袖を着て、首にスカーフを巻いて、今さら顔のシミ、シワはなんともならないが、これ以上黒みがかかる訳にはいかない。

          木を切った