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広瀬光治とITO ASOBI作品展・2023

 開催期間1月25日・26日

 場所 グランドプリンスホテル高輪 貴賓館

 編み物好きの人なら知らない人はいない広瀬光治先生のTwitterをフォローしていますが、今回の作品展は3年ぶりの開催とのことでしたが、先生のTwitterを読むまで作品展の存在を知らなかった私は、TwitterとYouTubeで作品展の開催日を知ってから、開催を楽しみにしていました。

 今回の作品展は、広瀬光治先生の作品と霞ヶ丘技芸学院の生徒さんの作品が展示されていました。

 興奮し過ぎて、作品の総数は数えるのを忘れてしまいましたが、作品は、毛糸🧶刺繍🪡の部屋から始まり、次に広瀬光治先生が、NHK出演時に制作した作品が6点展示されており、その側に広瀬光治先生が取材を受けた新聞記事などのスクラップブックが置かれ、この展示レイアウトは、4年前の作品展と同じだそうです。何度も来られた方は今回の先生の作品と時の流れを感じられる展示になっている展示レイアウトにしたそうです。広瀬光治先生自身が行った、トークショーでお話ししていました。

 次の部屋から3部屋に渡って生徒さんたちの作品が続きます。どれも素晴らしい作品ばかりでしたが、私が特にため息が出た作品は、広瀬光治先生のスクラップブックの側にあった黄色のレース編みのカーディガンと緑のボレロのレース編みの模様の美しさに圧倒されました。私のつたない文章で伝えるのが、申し訳ないくらい目や、模様の力加減が均等で、美しくこれを1年で作るのかぁ〜と、ため息が漏れました。

 他にも生徒さんの作品は、沢山あり編み方もとても凝っており、何より作品皆に共通することは、毛糸の配色が素晴らしいと言うことです。編み物をしていない方は、ピンとこないと思いますが、編み物の配色も絵の配色と同じなんです。色のセンスがないといくらデッサン(毛糸のセーターの模様を想像して)が素晴らしくても、一気に子どものぬり絵になって、着たくない&もらいたくないセーターの出来上がりですが、みなさんどこで、この絶妙な色の毛糸🧶を探すんだ?自分で染めているのか?って思うほど(実際一点はご自分で手染めした作品でした。)ぴったりの色の毛糸🧶で編まれていました。

 その中で、私は、そんなに高い技術は持っていませんが、印象に残ったのは、毛糸作品の部屋の2つ目にあったモヘア毛糸のセーターでした。私も昔まだまだ技術がない頃に、大変なことを知らずに、毛糸が気に入りマフラーをモヘアで編んだことがありますが、均等に目を編むだけで、かなり疲れるし、力加減を間違えると目がガタガタして一気にゴミみたいになるので、すごく大変なことは知っていました。この生徒さんの作品は、機械編み⁇⁇って(機械編みでも大変ですが)疑いたくなるくらい、目が均等で美しく着心地良さそうと言うのは、この様なセーターかっと納得とため息が同じに出る作品でした。

 そして、好きだけではなく日々の努力が感じられる全ての作品にため息が止まりませんでした。

 広瀬光治先生の新作の冨岡シルクの作品は、今後、冨岡製糸場で展示されるそうです。お近くの方は、先生の作品には会えるので、ぜひ拝見してください。

 私の手編みが好きな理由は、背面も素敵なデザインで編んであるからなんです。ご多分に漏れず、作品展の生徒さんの作品たちも、背中のデザインが凝っている、凝っているのです。

 背中側だけ見るため、私は、また最初からお部屋を周りました。

 計4回展示スペースを周り、大満足で、これで無料は申し訳ないと思うくらい楽しみました。

 各部屋に飾られた、リカちゃんの着た衣装や、編みぐるみも、大変凝っていて、可愛らしいだけでなく、よく見るとこんな小さな人形の衣装に、この編み方❗️とわかる方は関心するような細かい作りで、ハンドメイドが好きな方なら、楽しめない方はいないくらいすごい作品のオンパレードでした。

 とても寒い日でしたが、行って良かった作品展でした。来年もぜひ拝見したいです。

 そして私は、作品展に刺激されて、帰宅してから何か作品を作りたくなったのですが、「作品を決めてから糸を購入せよ」とのアドバイスに従い作品が決まるまでは、手慣らしに手袋を編んでいます。

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