成長しなくて良いという思い込みが認知症をうむ
超高齢化についてよく考える機会があるのですが、年をとって世渡りがうまくなったら成長を考えなくなるという姿勢・思い込みが極論、認知症を助長しているのではないでしょうか?もちろん、成長云々だけでは、いつ何時起こるかわからない不幸により止められないこともあると思います。認知症になったことがない私からの目線で話しているので一つのアイデアになるのですが。
高齢者施設では理念として「人生の先輩であるお年寄りを敬いサービスを提供」のような下りがありますが、それはビジネスの話。だいぶ認知症が進んでしまった時点のお年寄りやその家族を顧客として扱っています。否応なしにお年寄りは敬うと言っているわけですが、裏を返せばそんな組織の上層に行くほど、若い世代の話から学ぶことは少ないというようなタイプが多いとも感じましたが、それは誰のためにもならない間違った尊敬の形ではないでしょうか?実際業務に柔軟性を求められる介護職でも、人材育成の考え方までにその考えが及ばない施設も存在するようです。利用する方の自治する力が失われた後の旧時代の伝統に乗っ取ることしか出来ない状況なのかと思います。
その手前の予防として、人によっては当たり前と言われてしまうかもしれませんが、「人生はいつでも勉強、その人がどういう人であれ決めつけず、学ぶチャンスがある」と考え、悔いなく健康に行きたいものです。